赤こんリポーター(令和5年度 3)

更新日:2024年04月12日

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R5年度赤コンリポーター

馬場 利男さん(鷹飼町)、松村 美沙枝さん(船木町)、東 恵子さん(中小森町)、渥美 勉さん(中村町)

 市では、市民との協働による市民に親しまれる広報活動を推進することを目的として、市民が地域の魅力やイベントなどを取材し、発信する市民広報リポーター〔愛称赤こんリポーター〕が活躍しています。

 このページでは、4人の赤こんリポーターがまちへ飛び出し、見たもの、触れたもの、感じたことなどをご紹介します。

 元気で楽しい、市民目線での情報発信にご期待ください!

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赤こんリポーターだより

令和6年3月26日 火曜日『「まるやまの自然と文化を守る会」のヨシ刈りをフリースクールSinceの子どもたちが体験』担当渥美 勉

3月26日の午後から、円山町に拠点がある「まるやまの自然と文化を守る会」の宮尾さんアテンドのもと、フリースクールSinceの子どもたちがヨシ刈りを体験しました。はじめに、宮尾さんから「ヨシ」が琵琶湖にとってどのように重要なのか、これまでどのように活用されてきて、現状の課題と今後の展望をスライドを見ながらレクチャーを受け、その後、ヨシ群生地に移動し、ヨシ刈り体験を実施。ヨシ原に入ったことが無い子もおり、笑顔でヨシ刈りをする様子が見られました。Sinceスタッフからは、「近江八幡ならではの体験を子どもたちができてよかった」と感想がありました。

船でヨシ原に移動しようとしているsinceの子どもたち

令和6年3月31日 日曜日『「ボーダーライン」テーマにアート展』担当東 恵子

「オブジェ(立体作品)のようでオブジェでない?服のようで服でない?」そんな摩訶不思議な展覧会が、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAで6月16日まで開かれています。
「カテゴリーに当てはめることができないもどかしさと、不明瞭さを感じた時に、あなたは多様さを知るでしょう」と言うのは、本展キュレーターのアラオ多枝子さん。
山田浩之さんの作品は、置物みたいに見えますが実はスピーカー。「どうしてもイクラ柄のパジャマが欲しい」と、マジックや絵の具でイクラを描いちゃったのは、下田賢宗さん。2階には、臼井明夫さんの段ボールや画用紙などでできたかわいい箱の作品がズラリと並んでいます。白いシャツに糸を縫い付ける、気が遠くなるような繰り返しの工程を経てできた、山崎菜那(崎はたつさき)さんのシャツは美術作品として評価されており、ほかにも高丸誠さん、山ノ内芳彦さん、株式会社ジオの作品(商品)が展示されています。
ライブラリースペースには、山崎さんの作品作りが体験できる「一枚のシャツに縫い重ねてみよう」もあります。4月20日(土曜日)、5月18日(土曜日)にはイベントも予定されています。お問い合わせはボーダレス・アートミュージアムNO-MA(0748-36-5018)まで。

山田浩之さんの作品・不思議な形のスピーカー

令和6年3月29日 土曜日『ウォーキング中に響き渡る太鼓のとどろき』担当 馬場利男

3月29日土曜日の午後3時ごろ、ひまわり館の駐車場から太鼓と鉦(かね)の音が響きわたり、誘われるまま見にいきました。4月14日日曜日から15日月曜日に日牟礼八幡宮で開催される「八幡まつり」に先立ち、地域の神社で行われる祭礼の太鼓渡りが行われていました。
地元の自治会長に話を伺うと「太鼓の大きさは何種類か有りますが、今日は一回り小さい太鼓です」と話されていました。太鼓打ちも最初は元気でしたが、終わる頃には疲れきっていました。一休みしたあと太鼓を担ぎ、太鼓渡りに出発しました。

地域を進む太鼓

令和6年4月2日 火曜日『白雲館などブルーライトアップ』担当東 恵子

4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」です。近江八幡市でも2022年から観光名所の八幡堀や白雲館が、シンボルカラーであるブルーにライトアップされています。
自閉症をはじめとする発達障がいへの理解が深まるよう「癒やしと希望」の光が心にも灯ると良いですね。白雲館は8日までの間、午後6時30分から9時までブルーライトアップされます。

ブルーライトアップされた白雲館

令和6年3月28日 木曜日『異国情緒に触れた「アンクルン」演奏会』担当東 恵子

「なんともいえない心地良い竹の音がするなあ」と、初めて触れる楽器に興味津々なのは、東町の高齢者デイサービスセンターに通う皆さん。
3月28日、インドネシアの伝統楽器「アンクルン」の演奏会がありました。この楽器はインドネシアの無形文化遺産に登録されており、一人でも複数人でも演奏ができることから、「竹のハンドベル」といわれています。竹の筒をゆすって音を出すため、音色や動作からインドネシアでは脳卒中患者のリハビリの一環として音楽療法に使用されているそうです。
この日は小・中学生を含む8人が演奏に来られ、「王将」や「365歩のマーチ」のほか、皆さんも1つずつ楽器を手にして「ふるさと」を演奏しました。インドネシアの曲で日本でも歌われた「ブンガワン・ソロ」の合奏など異文化に触れ、目を輝かせる皆さんでした。

アンクルンの演奏体験をするデイサービスの皆さん

令和6年3月31日 日曜日『最北 北海道のヴォーリズ建築』担当東 恵子

近江八幡市名誉市民第1号のウィリアム・メレル・ヴォーリズと言えば、宣教師、教育者、実業家、建築家などの顔を持ち、多くの功績を残した事で有名です。そのヴォーリズが設計した建築物が、北海道北見市にもあることをご存じでしょうか。
1914年、宣教師のピアソン夫妻の依頼で設計された洋館は、「ピアソン記念館」(北海道遺産)として一般に公開され、保存活動も行われています。アメリカンスタイルをベースに、スイスの山小屋を思わせるデザインの住宅で、テラスが張り出し、大きな窓は上下に開閉するなど、当時の日本では先進的な建築でした。ちなみに、北見市がある地域はハッカの産地です。ヴォーリズの手掛けた市販薬にハッカ油は欠かせません。しかしながら、ヴォーリズがそのことを知っていたかどうかは分からないそうです。
本市にも、ピアソン記念館と同時期に建設された吉田邸やウォーターハウス邸などが現存しています。種類も様式も多彩なヴォーリズ建築に、ぜひ一度訪れてみませんか。
写真は特定非営利活動法人ピアソン会提供(https://www.npo-pierson.org/)

5月初旬の桜とピアソン記念館©ピアソン会

令和6年3月23日 土曜日『びわ湖よし笛ロードで「桜ぼんぼりフェス」』担当馬場 利男

白鳥川沿いのびわ湖よし笛ロードで、白鳥川の景観を良くする会(代表 佐藤成宣)が、3月23日(土曜日)に「桜ぼんぼりフェス」を開催しました。
夜桜に彩を添えるぼんぼりは、市内の保育園や小学校などから寄せられた自然環境の大切さを訴える絵などをパネルに加工して、合わせて333個が作成されました。3月初旬からは、竹支柱やロープ、電線、ぼんぼりなどを、白鳥川橋から総合医療センター前の農橋までの区間に取り付けました。作業には、会員らのほか八幡高等学校の陸上部員の協力もあり、準備は順調に進みました。
当日は朝から昼すぎまで雨が降り止まず、中止も検討されましたが、午後3時ごろには雨もやみ、予定通り開催されました。会場はサクソホンや大正琴の演奏、シャボン玉やバルーンアート遊び、ソフトクリーム・綿菓子・ポップコーンの模擬店などでにぎわい、多くの子どもや保護者が訪れました。ゆるキャラのらんまる君、ぼうまる君も来場し、子どもたちは写真を撮ったり握手をしたりして楽しんでいました。元和菓子職人の会員が朝から作った美味しい桜餅も、来場した親子らに配られました。最後に、来場者と会員らが一緒に声をだしてカウトダウン。点灯したぼんぼりが一斉に桜並木を照らしました。
桜の開花が予定よりも遅れていますが、1週間後には咲きほこることと思います。多くの人がよし笛ロードに桜を見に来て、春の訪れを感じることでしょう。

カウントダウンする参加者と会員

令和6年3月23日 土曜日『わたSHlGA輝く国スポ・障スポ2025開催応援「にこまる体操」』担当馬場 利男

「にこまる体操」はダンスの動きを取り入れながら、体をストレッチすることができるダンシングな体操です。それぞれの体力や体調にあわせて取り組むことで、ストレッチしながら体を動かす楽しさを感じてもらうことができます。そんな「にこまる体操」の完成お披露目会が、市教育委員会主催、びわこ成蹊スポーツ大学の協力で、3月23日(土曜日)午前10時30分から、イオン近江八幡ショッピングセンター・AQUA21の1階センターコートで行われました。
市教育委員会では子どもの基本的な生活習慣の確立をめざし「早寝・早起き・あさ(あいさつ)・し(しょくじ)・ど(どくしょ)・う(うんどう)」運動として、さまざまな取り組みをすすめています。その一つとして、今回、本市のオリジナル作品「にこまる体操」を制作することとなり、同大学のスポーツ学部学校スポーツ教育コースの大西裕司准教授と卒業生の池田太陽さんが作詞・作曲を担当しました。また、曲の中には金田幼稚園の園児の声も収録されました。
「にこまる体操」の動きは、子どもから高齢者まで楽しめます。今後は市内の教育現場や高齢者施設で取り入れられ、楽しく「にこまる体操」が展開されることでしょう。

キャッフィー・チャッフイーと子どもたちの記念写真

令和6年3月22日 金曜日『4月からのよか・すぺ〜す』担当東 恵子

障がいのある人の余暇を充実させようと、月に1回、日曜日に市民共生センターの全館を開放している「よか・すぺ〜す」が、4月から第1土曜日と第3日曜日の午前10時から午後4時までの月2回に変わります。
「曜日が増えて嬉しいね」と言うのは、利用者のお母さん。地域に障がいのある人の居場所が広がることで、出かけやすくなると言います。大きなトトロが出迎えるロビーは、プロジェクターで楽しい画像が流れ、楽器や玩具が並んでいます。ホールではボッチャやトランポリンなどが楽しめます。
利用するには事前に登録が必要です。登録・利用は無料です。また、ボランティアも募集しています。詳しくは市民共生センター(0748-31-2700)まで。

楽しそうに映像を観る利用者

令和6年3月17日 日曜日『いろいろな体験ができる「わくわく!ワークショップin安土」』担当馬場 利男

「作ってわくわく・見て聞いてわくわく・食べてわくわく」をテーマにした、子どもや保護者が楽しめるワークショップが、3月17日(日曜日)午前10時30分から、安土コミュニティセンター大ホールで開かれました。安土学区まちづくり協議会あづちチャレンジ事業の支援を受けて、わくわくツクリーネ(代表 野田真奈美さん)とあづちマルシェ(代表 野田哲さん)の主催で行われたこのイベントは、県内から25の出店者が集まり、多くの親子が訪れました。
「作ってわくわく」の出店者ブースでは、竹を使った動物やモンスター、オリジナルの車づくりや、とんがり瓦屋根の小人の家づくり、ワイヤーアートのフォトスティックづくり、みんなで楽しく似顔絵を描いてプレゼントするコーナーなどがありました。「見て聞いてわくわく」ブースでは、オリジナルの絵本の読み聞かせと色ぬりのコーナー、「食べてわくわく」ブースでは、サブレにチョコペンでデザインしたり、パンにフードペンで自由に絵を描いたりするコーナーなどがありました。各体験ブースには、ものづくりに挑戦している子どもや、保護者が子どものお手伝いをしている場面が多く見られました。また、会場内では消しゴムで作られたスタンプでビンゴが行われ、子どもたちは楽しみながら参加して景品を貰っていました。
主催者の野田真奈美さんは、「大勢の来館者が来られて嬉しい。来年も地域の人たちに楽しまれるワークショップを開催したい」と話していました。

竹でオリジナルカーや動物、モンスターを作っている子どもたち

令和6年3月17日 日曜日『「左義長まつり」春の訪れ』担当東 恵子

湖国に春の訪れを告げる祭りで、国選択無形民族文化財の「左義長まつり」。今年は3月16日(土曜日)・17日(日曜日)に日牟禮八幡宮で開かれ、13地区から今年の干支「辰」をモチーフにしたダシが奉納されました。
16日に行われたダシコンクールでは、能登半島地震の復興を願い制作された宮内町の「復興への龍吠」が優勝しました。
翌17日は、ダシの組み合わせ(けんか)がにぎやかに行われ、20時にはいよいよクライマックスの「奉火」。数か月かけて作ったダシが焔(ほむら)と化して、また次年の巳年への意欲が湧く。そんな積年の文化が継承されています。

夜空に火の粉をあげるダシ

令和6年3月14日 木曜日『後輩に残していく卒業記念の「カロム作り」』担当馬場 利男

カロムは木製のボードゲームで、自分のコマを指ではじいて、盤面上の四隅のスポットに落として勝敗を競う遊びです。そんなカロムですが、岡山小学校(校長・野瀬準子)には1台しかなく、休み時間には取り合いになるぐらい人気でした。3月に卒業する6年生の児童は、「仲良くしてもらいたい」と、在校生に手作りのカロムを記念品として贈るプロジェクトを立ち上げました。1月末から地元の岡山学区老人会(会長・岡田裕正)の協力で準備に入り、授業の一環として2か月程度作業を行い、卒業式までにカロム台を完成することができました。
カロム台の制作は、まずデザインを西一馬教諭の指導のもと、図面に描くところから始まりました。2月始めに老人会の協力で組み立てが始まると、老人会の中に元大工の職人だという人もいて、電動ドリルやドライバーなどの手ほどきを受けながら、カロム台を組み立てていきました。恐々とした手つきで初めて電動ドリルを使う児童や、中には上手に使いこなす児童もいました。カロムのコマもペーパーヤスリで1個ずつ丁寧に磨きました。出来上がったカロム台やコマには、水性ペンキでアンパンマンやバイキンマンのキャラクターなど、一台一台に児童たちが考えたデザインが色鮮やかに描かれていました。
3月14日(木曜日)、カロム台を各学年ごとに1台ずつ贈る贈呈式が5年生の教室で行われ、卒業生の児童代表から、「卒業記念に老人会の皆さんと共同作業でカロムを作りました。大切に使って、楽しく遊んでくれると嬉しいです」と話し、贈呈式が終わりました。これからの休み時間は、在校生たちのカロム遊びが増えることでしょう。

電動ドリルでネジ止めする女の子

令和6年3月12日 木曜日『イラストと想いを未来の地球環境へ 廃棄物収集車のお披露目会』担当松村 美沙枝

3月12日(木曜日)、八幡小学校の4年生を対象に、廃棄物収集車のお披露目会が開かれました。株式会社日吉さんが30年以上続けている「環境ごみ学習」をもとに、子どもたちの描いた絵が廃棄物収集車にペイントされており、これからこの車が街中を走るという報告も兼ねています。子どもたちが思い思いに描いた絵は、地球環境を考えるヒーロー戦隊や美しい自然など、柔軟な発想と感性にあふれたものでした。ぜひ街中で見かけたら、イラストにも注目してみてくださいね。

収集車の前でテープカットを行う子どもたち

令和6年3月3日 日曜日『左義長まつりを継承していく紫竹会のダシ制作現場を見学』担当渥美 勉

今年の干支は辰。紫竹会でも辰をモチーフに、食材を使ったダシが制作されていました。住民が手作りしているダシをよく見てみると、コーンだったり魚だったりと多彩な食材が使われています。根気のいる作業ですが、ご年配の人から子どもまで、ワイワイおしゃべりしながら制作されていました。紫竹会では、移住してきた住民も積極的に参加しているそう。「いろんな人に関わってもらって裾野を広くしていきたい」と私も見学を許可してもらい、少しだけ薬玉づくりのお手伝いをさせていただきました。

ダシを制作する紫竹会の人たち

令和6年3月8日 金曜日『地産のもてなし 移住者向けイベント「ウェルカムパーティー」』担当松村 美沙枝

3月8日(金曜日)、出町にあるHANA KENコミュニティスペースで、「はちりゅうウェルカムパーティー」がママパスポート近江八幡・竜王版主催で開催されました。他の地域から引っ越してきた子育て世代に対して、地域情報を得やすく、そして友人を作りやすくすることを目的としたイベントです。近江八幡・竜王の子育て情報がわかるクイズや地産の野菜を使ったレシピデモ、でっち羊羹・北ノ庄菜などが当たる抽選会、そして左義長まつりの楽しみ方などのフリートークで、パーティーは終始盛り上がっていました。

近江八幡にまつわる絵本の読み聞かせ

令和6年3月9日 土曜日『第17回 時代劇のまち近江八幡』担当馬場 利男

豊臣秀次が築いた城下町として発展し、今も残る歴史的情緒あふれる町並みや美しい自然を目にすることができる、「時代劇のまち近江八幡」。そのなかでもよくロケ地として撮影される八幡堀界隈で、武将、侍、町人、町娘に扮した有志が集まり、観光客と一緒に写真を撮ったりまち案内をしたりするおもてなしイベントが開催されました。
3月9日(土曜日)午前10時、愛知や大阪などの遠方を含め、市内外から真田幸村、徳川家康、玄武隊(会津藩が組織した予備隊の部隊)、あづち信長まつり衆、スタッフなど約40人が白雲館に集まり、ちんどんや(こうあん一座)の楽器で開会式が始まりました。近江八幡観光物産協会の森嶋篤雄会長からのあいさつ後、小西理近江八幡市長の掛け声で、集まった武将らは日牟禮八幡宮、八幡堀へと散開していきました。
八幡堀の「石畳の小路裏木戸」・「新町浜」・「八幡堀の浮き橋」ではインスタントカメラ撮影会が行われ、観光客は楽しそうに武将らと一緒に撮影していました。できあがったインスタント写真は、「思い出を持ち帰ろう近江八幡」の冊子に貼って、スタッフが手渡していました。また当日は、和装で来場するとイベント参加店舗で割り引きの特典があったため、小さな子どもから大人まで和装の人たちが多く見られました。白雲館前では「近江八幡に友人がいて、こんなイベントが開催されると聞いて東京から来ました」と話す和装姿の女性もいました。白雲館内では、近江八幡観光ボランティアガイド協会による、かみしばい『秀次さんと近江八幡』『名まえをかえた小僧さん』などが上演され、多くの観光客が話を聞いていました。湖南市から来た外国の人は、武将役の名前を聞いたり記念写真を撮ったりして、「ありがとう」と笑顔を見せて日牟禮八幡宮に向かって行きました。明治橋では、こうあん一座が子どもたちに太鼓をたたかせたり、楽器と併せて演奏をしたりしていました。
市民や観光客は買い物や食事、和装で「時代劇のまち近江八幡」を散策するなど、楽しい一日を過ごしたことと思います。今後もロケのまちとして、全国に知れわたることを願っています。

出陣式で撮影した武将ら全員の記念写真

令和6年3月9日 土曜日『第29回はちまん水彩作品展』担当馬場 利男

スケッチブックを片手に、気軽に野外スケッチに出かけるなど、幅広い年代が親しみやすい水彩画。そんな水彩画の作品展が、3月7日(木曜日)から10日(日曜日)まで、G-NETしが(男女共同参画センター)1階展示ギャラリーで開催されました。
作品展を開催した「はちまん水彩クラブ」(代表・中島勝)は、市主催のカルチャー講座から自主運営の教室に移行して16年目。現在はかわらミュージアムで月2回教室を開き、初心者からベテランまで20人が活動しています。
作品展では、県内の名所旧跡などを訪れて描いた水彩スケッチの風景画や静景画など、水彩画40点が展示されました。秋の八幡堀、五葉館(ヴォーリズ記念病院)、安土の西の湖、浮橋(八幡堀)、相棒 タロー、おすもうさん、百合などが、さまざまな色の絵の具を混ぜて、美しく、優しい色合いに描かれていました。

作品展の見学者

令和6年3月8日 金曜日『素晴らしい未来へ ジェリービーンズ講演ライブ』担当東 恵子

八幡西中学校で8日、「3年生を送る会」が開かれ、今年で12年目となった、不登校を経験したバンド「ジェリービーンズ」の講演ライブが行われました。
「ジェリービーンズ」は双子の兄弟の山崎史郎さんと雄介さん、リーダーの八田典之さんの3人で、不登校だった過去を語り、心に響く生のメッセージと音楽を全国に伝えています。今回の講演ライブでは、「人生には抱えきれない出来事があるけど、みんな受け止めていける。なりたい自分にきっとなれるよ。卒業おめでとう!」と、3年生たちにエールを送りました。また、実行委員による歌やダンス、定年退職を迎える主任教諭への感謝の動画や先生たちの歌など、「3年生を送る会」は涙と笑顔で幕を閉じました。

歌とメッセージを届けるジェリービーンズの演奏

令和6年3月2日 土曜日『12年前の「将来の夢」タイムカプセル開封』担当馬場 利男

武佐こども園を2012年3月に卒園した30人のうち17人と、恩師・保護者19人が、当時の夢などを書いたタイムカプセルを開封しようとこども園に集まり、午前10時から開封式が行われました。
開封式は保護者会長の島川武浩さんの進行で進められ、卒園生らに「園児の時、将来の夢を絵や言葉で描いて、タイムカプセルに入れたことを覚えていますか」など、質問やインタビューを交えて、久しぶりに会った参加者の雰囲気を和ませていました。その後、卒園生らは記憶をたどりながら、プール横の園庭の土を掘り起こしました。アルミ缶に入れられたカプセルは変形もなく、「2024年3月2日10時に開封」と記された文字がはっきり見えました。
開封前には、当時の園長の安倍映子先生が、卒園式に使った手作りの創作絵本の読み聞かせを行い、「卒園前にお父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃんから、あなたたちが生まれてきたことや、将来のことについてメッセージをいただき、本にしました。これからも命を大切にして、未来にむかって出発してください」と温かいエールを贈りました。
その後、卒園生の手によってタイムカプセルの開封が行われると、アルミ缶の中から緩衝材が巻かれたプラスチック容器が出てきました。全員でカウントダウンして蓋を空けると、コマのおもちゃやラミネートされた紙に書かれた「将来の夢」が入っていました。それぞれ自分のものを受け取ると、覚えている人もいない人も、見せ合ったり当時の事を語りあったりしていました。
現在の夢について島川さんが一人ひとりにインタビューを行うと、「保育園の先生」、「ランウェイを歩きたい」、「アナウンサー」と、18歳の卒園生らは、明るい夢を笑顔で答えていました。当時と現在の夢が同じ卒園生の中村海晴さん(18)は、救命救急士になるため、消防士として4月から岐阜の消防署に勤めるとお母さんが語っていました。
当時のクラス担任を務めた大平広美先生が大切に保管していた、卒園式に使った写真グラフも会場に掲示され、大平先生は「成長したみんなと出会えてうれしい」と話していました。

アルミ缶の開封する卒園生ら

令和6年3月3日 日曜日『桃の節句 ハレの風景』担当東 恵子

3日の桃の節句は、晴れた風の強い日でした。雪解けを待つ比良山系の山々から視線を落とすと、平日は障がいのある人たちが働く、にぎわいのある作業所があります。側の畑では、田植えの準備をしているのか、トラクターが土を耕しており、トビが土の中の幼虫やミミズを狙って空を舞っていました。
そんな「当たり前」の風景を、愛おしく大事に思います。

比良山系の山々を背にする、加茂町の作業所と畑を耕すトラクター

令和6年2月25日 日曜日『平和-届けよう!愛と希望- みんなでつくる音楽祭』担当馬場 利男

市内小中学校の児童・生徒が音楽を通じて親睦と交流を図るため、市子ども会育成連合会(会長・小川広司)主催、市教育委員会共催で、2月25日(日曜日)午後1時30分から、市文化会館大ホールで音楽祭が行われました。
音楽祭は、昨年の7月末から準備されました。第1回打ち合わせはマナビィで行われ、児童・生徒35人と指導者、役員が集まり、岡勇介さんら4人の指導者のもと、電子ピアノ・キーター(ショルダーキーボード)・エレキギター・エレキベース・ドラム・ヒップホップダンスなどの担当を決めました。それから日曜日を練習日として、慣れない楽器の音出しやダンスの練習が始まりました。12月頃には楽器を使いこなせるようになり、歌やダンスを含めた総合練習ができるようになりました。1月からは昨年参加した生徒も参加し、本番に向けて練習にも熱が入っていました。
当日は、児童・生徒たち主導で音楽祭の進行が進められました。バンド・ダンスは練習成果が出て見応えがあり、アカペラでは「私は最強/Ado」が映像で写しだされ、グラスハープではグラスの縁を指でこすり、音階にあわせて「交響曲第9番」を美しい音色で演奏しました。そして「手紙-拝啓十五の君へ-」では、全員での合唱と手話が披露されました。メイキングフィルムでは、児童・生徒たちの努力の軌跡が映像で映され、講師の演奏なども発表されました。児童・生徒、そして観客にとっても、忘れられない充実した音楽祭になったことでしょう。
音楽にチャレンジしたこと、音楽祭のために努力したことなどを今後に生かし、これから児童・生徒たちには一回りも二回りも成長してほしいと思います。

流行歌「アイドル」をバンドと歌、ダンスで演出

令和6年2月22日 木曜日『同じ輝きは2つとない宝を後世へ 近江八幡産の淡水真珠』担当松村 美沙枝

オリジナリティ溢れる輝きが再度注目されている、琵琶湖産の淡水真珠。西の湖に養殖場を構える齋木産業株式会社さんが商標登録されている「琵琶パール」という言葉は、ヨーロッパで「高品質な淡水真珠」の代名詞にもなっているそう。
今は核入れの季節。唯一無二の形を決める、重要で繊細な作業は、ミリ単位の職人技です。母貝を育てた後、約6から7年の年月をかけて丁寧に育てられた真珠は、奥深い色味も強度も別格。市内ではidea note(イデアノート)さんなどのアクセサリー店や、ふるさと納税返礼品などで、琵琶パールを取り扱っています。

手術のような緻密な作業で核を入れる職人

令和6年2月21日 水曜日『自分を大切に ゆるゆるヨガ』担当松村 美沙枝

まるえこ@近江八幡さんの「ゆるゆるヨガ」は、島コミュニティセンターで月2回開催しており、小さなお子さん連れの人からシニア世代の人まで、多世代に渡る参加者がいます。一般的に、ヨガというと「静けさの中で」行うイメージがあると思います。でも「ゆるゆるヨガ」では、子どもが楽しそうに遊ぶ声に対して、大人は「ゴキゲンやなあ」と声をかけたり、先生も隣に来た子に「一緒に先生しようか!」と誘ったりするなど、大人たちが子どもに癒やされながらヨガをしていました。だいたい2週間ごと、曜日は都度変更して開催しているそうなので、気になる人はまるえこ@近江八幡さんのインスタグラムをチェックしてみてください。

多世代が参加する「ゆるゆるヨガ」

令和6年2月17日 土曜日『子育てのつどい「おかやまフォーラム」』担当馬場 利男

「地域の子は地域で育てよう」をテーマに、岡山学区青少年育成学区民会議(会長・西川秀夫)の主催で、2月17日(土曜日)午後1時30分から岡山コミュニティセンター2階多目的ホールで、「おかやまフォーラム」が行われました。
市教育委員会の大喜多悦子教育長からあいさつがあった後、子どもたちから意見発表がありました。5年生は将来の夢として、サッカー選手や教師、ゲーム会社でソフト開発するなど、自分たちの思いを発表しました。6年生も、「あきらめない人、ありがとうと言われる人」や「誰かを助けられる人(人の命を助ける看護師)」、「世界一周にむけていろいろな国の言葉を覚えたい」など15題を発表し、それぞれ夢や将来の職業のために勉強や努力をしていきたいと話していました。意見発表後は、参加者から盛大な拍手が送られました。子どもたちの思いがかなうよう、私も願っています。
また、子ども体験活動の岡山活動ジュニアリーダーの活動報告が行われ、びわこ清掃活動・福祉学級・環境学習・バザー協力・納涼フェスティバル・文化祭・リーダー合宿など、年間を通して活動したことを発表しました。

意見発表した子どもたちの記念写真

令和6年2月18日 日曜日『防災に役立つ「八幡学区避難所設営訓練」』担当馬場 利男

能登半島地震を教訓に、大規模災害が発生した時の初動期(災害発生直後24時間)における避難所開設の手法を学ぼうと、2月18日(日曜日)午前8時45分から、八幡学区まちづくり協議会安全安心部会と八幡学区自治連合会の主催で、実践・体験型の避難所設営訓練が、八幡小学校体育館で行われました。訓練には、避難所設営訓練実行委員会と自治会、学区現地本部班、消防団、まち協事務局、市危機管理課など、総勢100人が参加しました。
実行委員長の挨拶の後、高齢者夫婦・親子・外国人旅行者などの避難者役にベストが渡され、訓練が始まりました。施設開錠や避難所レイアウト、スペースの区分けのほか、避難者の発熱の有無や体調不良などを確認する「受付時健康チェックリスト」への記入は訓練までに行われていたため、当日は体育館出入口の受付で「受付時健康チェックリスト」の確認があり、発熱者は専用スペースに案内し、発熱者以外は総合受付で避難者名簿を記入し、家族構成などの状況に合わせて避難スペースへ案内しました。避難者らは、箱から出すと自動的に広がって囲いになるワンタッチパーテーションを指定された場所に作っていました。また、車椅子や要介護者の場合は、誘導担当者がサポートしていました。
研修後、市危機管理課職員から、八幡小学校に設置されている非常用発電機・非常用飲料水・浄化槽などについて、参加者に説明がありました。
天災は忘れた頃にやってきます。「備えあれば憂いなし」といわれていますが、日頃からの備えが大事です。訓練に参加して、お互いに支え合えるようになりたいですね。

避難場所の振り分けを行う総合受付

令和6年2月17日 土曜日『万博の茅葺(かやぶ)き屋根の材料調達&マザーレイクゴールズ』担当馬場 利男

来年の春に開催が予定されている大阪・関西万博の中核事業である、テーマ事業「シグネチャープロジェクト」。そのうちひとつが、放送作家・京都芸術大学副学長の小山薫堂さんがプロデュースされる、「いのちをつぐむ」というテーマで企画された「EARTH MART」です。かつての里山での暮らしを象徴するものとして、パビリオンには茅葺き屋根が採用されました。茅は全国各地から集められる予定で、近江八幡市円山町のヨシも採用され、それ以外には京都のヨシ、岡山県蒜山(ひるぜん)高原のススキ、熊本県阿蘇草原のススキ、静岡県裾野のススキなどが使われます。
今回、その材料となるヨシを刈る体験が、2月17日(土曜日)に円山町で行われました。午前の部は9時から、午後の部は1時から、まるよし(代表・宮尾陽介さん)主催、マザーレイクゴールズ推進委員会の協力で行われ、合わせて80人が参加しました。ネットで見て奈良県から来た家族など、市外からの参加者も多く、それほか、滋賀県立大学学長や大成建設建築部長、滋賀県議会議員なども参加していました。
宮尾さんからヨシ刈りについて説明の後、「ヨシの群生の中にはオギという、途中から変形した植物や、セイタカアワダチソウという少し背の低い植物が生えていて、昔はこれも茅葺き屋根に使われていました」とのお話もありましたが、今回はヨシのみ刈られました。
ヨシ原は離れ小島になっており、参加者は田舟で渡り、かまの使い方を説明された後、それぞれが場所を選び、ヨシ刈りが始まりました。ヨシ刈りは「刈り取り」、「束ねる」、別の場所に「立てる」という流れで行われました。子どもたちは最初、かまを恐る恐る使っていましたが、時間が立つにつれてヨシの選別が分かり、順調に刈っていました。午前11時30分ごろには多くのヨシが集まり、参加者全員で記念写真を撮って、午前の部が終わりました。なお、西の湖のヨシ焼きは4月に行われるそうです。
今日刈り取ったヨシは、4月頃に長さ2mに裁断、直径20cmずつの束にした後、西の湖周辺で行われた他のヨシ刈りのヨシも合わせ、8月中にまるよしが1200束を万博会場に送ります。

午前の部の参加者全員で記念写真

令和6年2月20日 火曜日『日々に寄り添う人とアート〈2〉ing…〜障害のある人の進行形〜後期』担当東 恵子

ボーダレス・アートミュージアムNO‐MA(永原町上)で開催中の滋賀県施設学校合同企画展「ing…〜障害のある人の進行形〜」(3月3日まで)を、市内の障がいのある人の保護者らで作る「八幡ハチドリの会」の皆さんが鑑賞しました。
まず、目に飛び込んで来るのが宙を羽ばたく色とりどりの紙バッグです。「kama-moto」の利用者20人が、手作り雑貨や野菜などの商品を入れる袋にペイントしたもの。実行委員会の中で、「壁に掛けるより吊るしてみては」との意見を受け、面白い展示になりました。
加茂町の「きみいろ」からは、Kanno Kunioshi Deleonさんの「銅線リース??それともなんだ??」が、担当支援員の「シルエットが映るようにしたい」という意向から襖の前に展示され、日がかげると、ふっとハートのような形が見えて、影も可愛い展示になりました。「能登川作業所」の橋本慶悟さんのさをり織りはカラフルで、躍動感がありました。
「発達支援教室ichi5」の瑛斗さんの夢は、イラストレーター。施設の活動の中で、お絵かきアプリ「アイビスペイント」で描く事を勧めたら、すぐにマスターしてアニメ作成もしてしまうという才能の持ち主です。作業工程が動画で流れていて、観ている保護者も釘付けになるほどでした。作品の保存場所にも事欠く時代に、デジタルアートはこれからの主流になるかもしれません。
鑑賞した保護者たちは、「わが子の才能を見い出すのは簡単ではないけど、楽しみながらチャレンジしたい」と話していました。

ペイントした袋がたくさん吊るしてあるkama-moto利用者の作品

令和6年2月17日 土曜日『冬鳥撮影の映えスポット 西の湖』担当東 恵子

冬の夕刻、大中町の西の湖畔にズラリ、大砲のようなカメラが並んでいるのをご存知でしょうか。
神戸や大阪など他府県ナンバーの車が多く、「冬鳥を撮影しているのでは?」と思い、詳しくお話を伺うことにしました。宝塚市から来たという男性は、長浜市の「山本山のおばあちゃん」で知られるオオワシを撮影するため朝5時に自宅を出て、その帰りには渡り鳥の「チュウヒ」を狙いに西の湖畔に立ち寄られたそうです。「自然が豊かで絶好のスポット。チュウヒは、2月中には北へ旅立つのですが、また会いに来ます」と話していました。

「チュウヒ」を狙って撮影する人たち

令和6年2月19日 月曜日『近江商人からのご縁を末永く 商店街で「まつまえフェア」』担当松村 美沙枝

本市と北海道松前町は、近江商人が海産物の豊富な松前の漁場を開拓したというご縁から、姉妹都市として関係が続いています。2月19日、そんな松前町の特産品を楽しめる「ほっけ!のっけ?まつまえフェア」が旧八幡郵便局で開催されました。まちのコイン「ビワコ」ともコラボし、スタンプラリーで駐車場が無料になったり、このイベントのためにとられたホッケの試食ができたりと、お得なお楽しみが盛りだくさんでした!「とにかく来てくれた人が喜んで、笑顔になってもらえたら」という主催したあきんど道商店街の熱い思いが会場中に伝わり、旧郵便局は漁場のような活気であふれていました。

明るくにぎわう旧八幡郵便局前

令和6年2月17日 土曜日『水郷に魅せられて 新感覚BARBER』担当東 恵子

円山町の眺めの良い、ヨシの原っぱを前に、アメリカナイズに改装された倉庫があります。看板には「BARBER」の文字。三重県伊賀市のカットサロンで働いていた店主の北林祐次さんが一念発起し、祖父母の家業だったヨシの加工倉庫を利用して開業しました。
BARBERとは、本場アメリカでは主に男性向けの理髪店だそうですが、「幅広く地域の人に利用してもらいたい」と北林さん。「近江八幡の自然が不思議とカリフォルニアの景色と似ているんです。風光明媚な地で、BARBERの文化を広めたい」と、毎日切磋琢磨しています。

円山町のヨシ原が見える店内と店主の北林さん

令和6年2月9日 金曜日『国内の武佐小学校2校がオンライン交流』担当馬場 利男

日本には北海道釧路市と本市に「武佐小学校」があります。この2校が交流を始めたきっかけは、本市の武佐小学校の村井孝一郎校長が、カーナビで「武佐小学校」と検索した時、釧路市の武佐小学校が表示されたことでした。「これも縁」と交流を打診し、昨年は2回、総合学習の時間にオンライン交流を行いました。
今年は2月9日(金曜日)の午前11時から、2校の4年生がそれぞれ発表を行いました。まずは釧路市の武佐小学校から、学校の近くにある武佐の森や釧路市などについて発表しました。「植物のヤチボウズは、下が茶色で上が緑の色をしていて、虫のホテルと呼ばれています」「野鳥の種類も豊富で、確認されているだけで50種類にのぼり、特に6月頃には、多くの個体がみられます。広葉樹林に住むシジュウカラやゴジュウカラなどのカラ類、草原性のノビタキなどを見ることができます」「釧路には、釧路湿原国立公園や阿寒摩周国立公園、阿寒には『アイヌコタン』があり、アイヌの文化を知ったり、伝統を体験できたりします」と発表しました。次に本市の武佐小学校は、3つのテーマから調べたことを発表しました。1つ目のテーマは「名物」で、クラブハリエのバームクーヘンや、でっちようかん、近江牛、赤こんにゃくについて紹介しました。2つ目のテーマは「祭り」で、「チョウヤレ、チョウヤレ」のかけ声で活気づく左義長まつり、松明を次々と燃やす八幡まつり、仕掛け花火の篠田神社の火まつりが紹介されました。3つ目のテーマ「建物」では、県立八幡商業高等学校など、ヴォーリスが手がけた建築を紹介しました。
終了後は、お互いに感想や質問を言い合いました。また、こちらから「雪は降っていますか」と質問すると、釧路市の方ではカメラの向きを変え、窓からの雪景色をライブで見せてくれました。1時間20分の授業は、両校の児童が手を振り別れを惜しみながら終わりました。
今回のオンライン交流は、お互いの学校や地域の違いについて学ぶ、良い機会となったのではないでしょうか。

釧路市の武佐小学校とオンラインでつながっている画面を見る児童ら

令和6年2月3日 土曜日『福は内・福は内「日牟礼八幡宮節分祭」』担当馬場 利男

節分年越しの行事として、2月3日(土曜日)、古伝星祭と厄よけ祈願が日牟禮八幡宮で行われました。星廻りの悪い人の星祭祈祷と、還暦・本厄を迎えた人、寿賀(古稀・喜寿・傘寿・米寿)を迎えた人が、1年の幸せを祈るため、午後7時と8時の2回、福豆まきを行いました。また、どんと焼きでは、大勢の参詣客が持ち込んだ、家庭に飾られた古いしめ縄やお札、お守りなどが次々と放り込まれていました。
午後7時から拝殿で神職が神事を行い、その後、市内外の厄年の男女10人が、特設拝殿から太鼓の合図とともに「福は内、福は内」の合図で福豆まきを始めました。福豆を待っていた大勢の参詣客は、紙袋や帽子などで福豆を拾っていました。子どもたちも拾った福まめや餅などを、自慢そうに保護者に見せていました。
還暦や本厄の人、参詣に来られた人たちの、家内安全や無病息災を祈願します。

福豆まきする還暦・厄年の人たち

令和6年2月9日 金曜日『擬似体験で「優しいまち」に』担当東 恵子

「花bee講座を受けて楽しかったし、困っている人がいたら助けたいと思ったよ!」と言うのは、老蘇小学校4年生の森垣碧仁(もりがきあおと)さん。周りの友達もウンウンうなづいていました。
市手をつなぐ育成会の保護者を中心に、社協職員や地域の人たちで作る、発達障がいと知的障がいのある人の擬似体験型啓発キャラバン隊「花bee」が、2月9日、同小学校4年生24人に向けて体験講座を開きました。
「描こう」と「手の感覚」を体験した向坂僚真(さぎさかりょうま)さんは、「障がいのある人はこんな思いをしていたんだなと、分かりました」と話していました。
自閉症の娘を持つお母さんメンバーは「本人の紹介」の中で、「感覚過敏で長袖が着られなかったけど、肌の保湿を続けることで、今では着られるようになりました。少しの工夫で生きやすくなることもあります」と教えてくれました。この日の体験が「みんな違ってみんないい」、人に優しいまちづくりにつながればいいですね。

花beeの人たちの話を聞いて、手を挙げる子どもたち

令和6年2月9日 金曜日『先人たちが積み重ねてきた旧市街地の歴史を大切に。自分たちの世代にできることを』担当渥美 勉

旧市街地はこの10年で、オシャレなカフェや高級なレストラン、宿泊施設がぞくぞくとオープンしています。平成24年にオープンした仲屋町中にある「まちや倶楽部」オーナーの宮村利典さんは、そんな地域を盛り上げてきたうちの1人。「古い街並みや八幡堀は、県外から訪れた人にとっても魅力的です。先人たちが大切に積み重ねてきたものがあるからこそですので、そういった歴史や背景も伝えていきたいと思っています」と語る宮村さん。「若い世代にも旧市街地を活用してほしい」という思いから、歴史を大切にしながらも、現代的なカフェや宿泊施設を展開しています。
普段、あまり旧市街地に足を運ぶ機会がない人も、散策してみてはいかがでしょうか。

「まちや倶楽部」オーナーの宮村利典さん

令和6年2月3日 土曜日『加茂町の節分祭』担当馬場 利男

昔から節分には厄を払い新年の幸せを願う行事が行われています。今年も2月3日の節分の日に、町内の厄年の人々のため、厄除け祈願大祭が加茂町の賀茂神社(宮司 岡田裕正)で午前10時から行われました。
本厄・後厄の5人が、御本殿前で宮司から神事の御祈祷を授かり、終了後は本殿前の庭園で「福は内・福は内・福は内(賀茂神社では鬼は外と言わないそうです)」と升に入った豆をまき始めました。
宮司さんは「以前は本殿を囲むほど大勢の人が来られたが、近年は少なくなりました」と話していました。
賀茂神社は、5月には足伏走馬神事が行われ、市内外から大勢の人が見に来ます。私も昨年初めて見させていただき、目の前で馬が通り過ぎる迫力を堪能しました。

本厄・後厄が福は内と本殿前で豆まき

令和6年1月30日 水曜日『鬼のお面をみんなでつくろう!』担当馬場 利男

節分を前に、桐原学区協働まちづくり協議会・青少年育成部会(親子プレイステーション 代表川橋マリ子、スタッフ5人)が1月30日(木曜日)午前10時から「お面をつくろう」を開催しました。0歳から未就園の子どもと保護者の13家族18人が、クッションフロアが敷かれおもちゃが用意されたプレイングルームにあつまりました。子どもたちは玩具遊びに夢中で、初めて参加した子どもは足形スタンプや、身長体重を測ってカードを作ってもらっていました。
その後、紙皿が配られ、保護者が手伝いながら、子どもたちは絵を描いたり色を塗ったり、思いおもいに鬼を描いていました。描き上がった紙皿は面になるように、ハサミで切り抜いたり、毛糸やパーツ、ゴムなどで飾りをつけたりして出来上がりました。保護者は鬼のお面を子どもの顔に付け、スマホで写真を撮っていました。
お面の完成後、スタッフが絵本の「おにはそと」を読み聞かせて、子育て支援交流が終わりました。若いおかあさんの元気な姿に、ほかの保護者たちもこのような交流に参加して頂きたいと思いました。

保護者と一緒に鬼のお面づくり

令和6年1月27日 土曜日『真冬に飛びきりの笑顔飛び交う 奥井グループカップ』担当松村 美沙枝

1月27日(土曜日)に健康ふれあい公園で奥井グループカップが行われました。第3回目の今回は、より幅広い年代の交流ができるようにと、3年生の部と4年生の部の、2学年にわたる開催です。数日前の大雪もあり、寒さも厳しい日でしたが、そんな気候をものともせず、元気いっぱいフィールドを走り回る子どもたち。ゲストの楽しんごさんや川本勇さん、レイラック滋賀の山口真司選手も子どもたちの輪に入り、子どもたちに負けないくらいのエネルギーで終始会場を盛り上げていました。サッカーをきっかけにたくさんの笑顔や交流の生まれた1日でした。

フィールドを走り回る子どもたち

令和6年1月29日 月曜日『あったかコミュニケーション』担当東 恵子

近江八幡市唯一の銭湯「いこい湯」は、八幡町自治会が行政から指定管理者に選定され運営しています。取り仕切るのは、自治会長の峠岡明吉さんです。いこい湯には、1日90人以上のお客さんが来るそうで、ほとんどが顔なじみ。いつも来る人が何日も来ない時は、防災会と福祉協力員が自宅を訪ね、安否確認するそうです。防災会団長も峠岡さんで、協力員も常連さんのため、強い絆を感じます。
フェイスブックなどSNSで情報発信もしており、横浜や福井など遠方からの旅行者も来客します。16時半の営業開始前には行列ができるほど。地域の人たちの情報交換の場にもなっている、ホットな銭湯です。

番台の女性と峠岡自治会長

令和6年1月20日 土曜日『手作りのスノードームをつくろう』担当馬場 利男

家庭によくある透明の空瓶に、デザインしたプラスチックの板(プラバン)や好みのパーツを入れてスノードームを作る体験活動が、1月20日(土曜日)午後2時から八幡東子どもセンターで、金田・武佐・馬淵学区の小学生を対象に行われ、13人が参加しました。
初めに、講師を務めた市教育委員会・生涯学習課の温井奈津子教諭が読み聞かせの絵本『もったいないばあさん』を使い、「捨ててしまうのはもったいない。『あれ?これっておもちゃになりそう!』と思えたら、きみはリサイクル名人。捨てるものでも使い方によっては宝ものになりますよ」と子どもたちに語りかけ、リサイクルの大切さを学んでからスノードーム作りに入りました。
まず、スノードームの中に入れるものをプラバンで作りました。子どもたちは講師から色のアドバイスを受けながら、プラバンに油性マジックで思いおもいに考えた絵を描いたり、下絵を使って絵を描いたりしました。描き上がった絵は、色が落ちないようオーブントースターで熱しました。その後、ひとまわり小さくなったプラバンを、子どもたちはハサミで瓶の中に入る大きさに切ったり、形を整えたりしていました。最後に、瓶の中に水と水のりを73の比率で入れてかき混ぜ、プラバンや用意されたキラキラしたパーツを瓶を覗きながら少しずつ入れ、スノードームが完成しました。
子どもたちはスノードームの瓶を振ったり裏返しにしたりして作品を眺め、お互いに見せ合っていました。出来上がったスノードームは、いつまでも部屋に飾られる事でしょう。

完成したスノードーム

令和6年1月23日 火曜日『生きづらさを「体験」花bee講座』担当東 恵子

「お医者様という応援団ができて心強いです!」と言うのは、知的障がい・発達障がいの擬体験型啓発キャラバン隊「花bee」の皆さん。蒲生郡医師会からの依頼を受け、講座を開きました。
講座では「描こう」「見え方の違い(シングルフォーカス)・聴こえ方の違い」「手の感覚」を体験してもらいました。医師からは「体験を通しての気づきが大事。知ってもらう大切さを広めてください」とエールが送られました。これまで、学校や自治会、市議会議員などいろいろな人々に講座を開いてきました。これからもミツバチのごとく飛び回るメンバーです。

講座を体験する医師たち

令和6年1月18日 木曜日『八幡工業高校生とオリジナルハンドクリーム作り』担当馬場 利男

「やればできる 八工魂」のスローガンを掲げている県立八幡工業高校で、高校生と地域住民を対象にオリジナルハンドクリームを作る体験学習会が1月18日(木曜日)午後1時から、金田学区まちづくり協議会ふれあい福祉部会の主催で行われ12人が参加しました。
学校長の挨拶とプロジェクターでの学校紹介の後、参加者は環境化学科の吉岡宏分教諭と手良村知央教諭の2グループに分かれて、校内見学とハンドクリーム作りを体験しました。
校内見学では機械科、電気科クラスを案内してもらい、その後、環境化学科で微生物燃料電池の新システムを紹介してもらいました。これは泥中の有機物を分解し発電する究極のエコ電池システムで、観光地である八幡堀の水底に蓄積する泥を利用研究する中で出会ったそうです。八幡堀の泥と水で微生物燃料電池をつくること、デジタル時計を安定駆動させることが目的で、また環境発電として微生物燃料電池の活用を探りつつ、CO2ネットゼロを推進するツールとしての可能性を調べたいと話されていました。
ハンドクリーム作りの体験では、3年生の伊禮さん、村山さん、佐藤さんが講師役を務め、3人の進行でハンドクリーム作りや科学的な説明が行われました。伊禮さんは「水成分の中に油成分が均一に分散することを乳化といいます。水中などに細かな微粒子が分散している状態はコロイドとよばれます」と話されていました。
ハンドクリーム作りは、溶けた「油成分A」10mlと「水成分B」10mlを金属ビーカーに入れ、固まらないようにウォーターバスで温めながら均一になるまで混ぜ、ウォーターバスから下ろした後もガラス棒で混ぜ続け、液体がある程度固まったら容器に移して出来上がりました。
地域住民と生徒との交流が少ない中、体験活動を通じて学びあう時間は大変貴重でした。今後も学びを通して交流できることを期待したいです。

環境化学科教室で講師役の高校生から説明を受ける参加者

令和6年1月18日 木曜日『産前産後の子育てを応援 出張専門「和心助産院」』担当松村 美沙枝

市内で助産師として活動中の、和心(わこ)助産院の松本奈津美さん。自身の産後「思うようにうまくいかない」と葛藤した経験を生かし、新生児訪問や産後ケア、抱っこ講座など産前産後の悩みに寄り添っています。最近ではお産ができる場所や、昔から大切に伝えられてきた子育ての知恵や工夫の継承が途切れてきていることに危機感を感じているそう。「少子化解消のためにもまずは産む場所、そして安心して子育てができるよう、まち全体がいろんな形でサポートする環境を整えられたら」と話していました。

子育ての不安を解消するために集まるたくさんのお母さん

令和6年1月17日 水曜日『華やか衣装でフォークダンス』担当東 恵子

誰でも取り組める運動として注目されている「レクダンス」の講習会が、東町の高齢者デイサービスセンターで開かれました。乗松慎二さん(滋賀県フォークダンス連盟)が近江八幡市で講習会を開くのは、昨年10月に続き2回目です。今回は乗松さんをはじめ、メンバー10人が華やかなコスチュームを身に着け、マイムマイムやコロブチカ、オクラホマミキサーなどのフォークダンスを披露しました。利用者の皆さんも、少年少女時代が蘇り、体を揺らして見入っていました。
次に、メンバーも仲間に入り、手遊びの体操や風船を使ったゲームなどをして、約90分間の笑いあう楽しい時間を過ごしました。

マイムマイムを踊るレクダンスのメンバー

令和6年1月13日 土曜日『五色百人一首の決勝戦に挑む子どもと見守る人たち』担当馬場 利男

新春の1月13日(土曜日)午前10時から小学生を対象に、青・黄・ピンク・緑・オレンジの、五色20枚ずつの札で競う「五色百人一首」が、近江八幡市和装礼法こども教室実行委員会主催・八幡学区まちづくり協議会共催で行われました。同教室講師の白木久美さんやスタッフに、男子は袴姿、女子は着物姿に着付けてもらい、子どもたちは普段着なれない和服姿で挑戦しました。
この大会は県内の小学校教諭でつくるTOSS五色百人一首協会滋賀県支部の井上孝平教諭やスタッフによって進められ、ルール説明の後、小学生低学年と高学年の2グループに分かれ、対戦相手を交代しながら札の争奪戦が繰り広げられました。読み上げられる上の句から、探し当てる下の句の札を子どもたちは食い入るように見つめていました。スタッフからアドバイスをもらって、低学年の子も札が取れるようになりました。
決勝戦の結果、福井小都(八幡小5年)さんが優勝、今井香乃(八幡小2年)さんが準優勝、今井莉乃(八幡小5年)さんが3位でした。優勝した福井さんは「たくさん取れたので楽しかった」と話していました。優勝、準優勝、3位、4位には賞状とメダルが贈られました。

五色百人一首の決勝戦に挑む子どもと見守る人たち

令和6年1月13日 土曜日『冬鳥に出あえる安土の森』担当東 恵子

安土町桑実寺にある文芸の郷付近の森では、さまざまな鳥に出あえます。
キツツキのなかまの「アカゲラ」は、赤い模様が特徴です。スズメほどの大きさの「コゲラ」とともに、木の幹に巣食う昆虫やその幼虫、木の実などを食べています。スズメのなかまの「シメ」もいました。信長も見たであろう鳥たちにあいにきませんか。

アカゲラ

令和6年1月12日 金曜日『元気いっぱい、笑顔あふれる子どもたちの学び舎・フリースクール「Since(安土町)」』担当渥美 勉

フリースクールをご存じでしょうか。不登校の子どもたちに学習活動や教育相談、体験活動を行っている民間の施設です。安土駅から徒歩5分ほどにある「Since」もその1つ。滋賀大学教育学部出身の20歳代のメンバーが運営しています。拠点に伺うと、元気いっぱいに鬼ごっこする子、当番の掃除を張り切って頑張っている子、ゲームに熱中している子など、学年も居住地もバラバラな子どもたちが仲良く楽しそうに過ごしていました。スタッフの門脇 真斗さんに話を聞くと「不登校の子が急増する中で、いろいろな選択肢があることを知ってほしい。地域の人にもどんどん参加してもらって、一緒に子どもたちを育てていけたら嬉しい」と話していました。定期的に誰でも参加できるイベントを実施しているそうです。興味のある人はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

Sinceスタッフの門脇さん

令和6年1月8日 月曜日『天下泰平を願って木札目がけて一投「まじゃらこ」』担当馬場 利男

天下泰平(世の中が静かにおさまり平穏無事を願う)と書かれた木札をめがけて小石を投げ、割った子どもは1年間健康であるとされる神事が、1月8日に安土町西老蘇の鎌若宮神社で行われました。この神事は千年以上続くとされており、子どもが主役といわれています。
当日の朝から、氏子らによって稲わらで大小の勧請縄(かんじょうなわ、鎌若宮神社では「まじゃらこ」と呼ばれている)が西老蘇農業組合倉庫で作られました。大縄は頭と尾があり蛇をかたどっていて、椿の枝葉を輪にした中に天下泰平と書かれた木の祈祷札を取り付けます。小縄は津島神社の上に吊るされます。
午後3時からは鎌若宮神社宮司の深尾増男さんが神事を行い、その後、大縄は老蘇小学校に通う西老蘇の子どもたち60人あまりが鎌若宮神社へ運び、参道の途中にある両脇の木に高さ約3メートルで吊るされました。神さまの前で仁王祭が行われた後、子どもたちは順番に木札に向かって石を投げました。木札には何回か当たりましたがなかなか割れず、4週目の1番目だった小学5年生の上田凛一さんが的中させると、木札は見事に真っ二つに割れ、参加者からどよめきが上がりました。安土野球スポーツ少年団に所属している上田さんは、「あてるのは大変だったがうれしい」と笑顔で話していました。

木札を割ろうと石を投げる児童

令和6年1月10日 水曜日『心に響くボーダーレス音楽』担当東 恵子

どこか懐かしい音色が聴こえてきました。インドネシアの民族楽器「アンクルン」と、沖縄の「三線」が奏でる音楽です。演奏しているのは、八幡西中学校1年・森下綾乃さん(左・アンクルン)と同2年・安川慈恩さん(右・三線)です。
森下さんは学校の吹奏楽部でトランペットを担当。毎年3月に開かれる市内中学・高等学校吹奏楽部合同「7色の音楽会」に向け練習に励んでいます。陸上部に所属する安川さんは、夏季総体出場を目指し、日々練習を積み重ねています。
いきいきと音楽のある暮らしを楽しみながら中学生生活を送っています。

アンクルンを演奏する森下綾乃さん(左)と、三線を弾く安川慈恩さん(右)

令和6年1月7日 日曜日『伝統行事「古式弓初式」』担当馬場 利男

島学区中之庄町にある「天之御中主尊神社(あめのみなかぬしのみことじんじゃ)」で「古式弓初式」、「ぼっち」とよばれる神事を訪ねました。この神事は、悪事や災難を射抜き、富や宝を射ちとどめるため、江戸時代前期から伝わる正月の伝統行事です。
今年は1月7日(日曜日)午後2時から、還暦を迎える人や厄除けに参拝する人たちが、1年の無病息災を願って、古来から伝わる樫の小枝と地中から取り出した藤の弦(つる)で作った弓に、女笹竹(しのべだけ)にゆずり葉を付けた矢で的を射ました。この的が取り付けてある1.5mの台座は、琵琶湖岸で育った青ヨシを割り広げ、縦・横58本を使って網代(あじろ)網みしたものです。
まずは、宮司による神事が行われ、最初に宮司や関係者が矢を射た後、彦根市から家族で来た還暦の女性が、宮司から矢の射方を教わり矢を射ました。その後、参詣に来られた一般の人たちが矢を射ましたが、最初は思うように矢を飛ばすことができず、何回か射ているうちに的に当たるようになりました。
私も、1日に発生した地震による未曾有の災害に対して、早急の復興を願い、力一杯矢を射ました。

弓を射る還暦の女性

令和6年1月7日 日曜日『日々に寄り添う人とアート〈1〉ing… 〜障害のある人の進行形〜 前期』担当東 恵子

ボーダレス・アートミュージアムNO‐MA(永原町上)で開催中(前期1月28日まで。後期2月3日〜3月3日)の滋賀県施設学校合同企画展「ing…〜障害のある人の進行形〜」は、20回を迎える今も、観る人を新鮮な驚きやときめきに誘う展覧会です。作者と支援者、そしてNO‐MAのスタッフが関わり合いながら展示空間を紡いできました。
蔵の天井を覆うように展示されているのは、湖南ダンスワークショップ実行委員会の「海のカーペット」。名古屋から来たという女性は「制作過程も動画で観られてワクワクしますね」と感激していました。じょいなすに通う?田悠太郎さんは、日常で見たものを段ボールなどで再現するのが得意です。「にゃんちゃんロボット」は、ファミレスの雰囲気さながらに展示されていました。つつじ作業所・川西光さんの「夏の青空と海と夜の月食リュック」は、感性豊かに手縫いされています。
信頼できる支援者との関係があるから、安心して生み出される作品の数々。後期も楽しみですね。
他にも常設ワークショップで「しがらきのたぬきを描こう」などが体験できます。

湖南ダンスワークショップ実行委員会の作品「海のカーペット」と鑑賞する人たち

令和6年1月1日 木曜日『元旦にしか見られない景色 近江鉄道の心遣いに感謝』担当松村 美沙枝

毎年八幡山ロープウェーでは、頂上で初日の出を楽しむ人のため、元旦のみ朝の6時から運行をしています。たくさんの人が夜明け前から山頂に向かい、今年も美しい初日の出を参拝することができました。さらに、乗客には先着順で地元和菓子のプレゼントもありました。毎年のことなので「当たり前」と感じがちですが、年始の早朝に運行いただく心遣いに、改めてありがたみを覚えた元日でした。

初日の出を楽しむ人々

令和6年1月2日 金曜日『水と緑の「岡山園地」』担当東 恵子

滋賀県では、びわ湖を中心とした県全体が大きな公園となる「THE シガパーク」を実現しようとしています。
牧町の「岡山園地」もその1つ。すべての人が憩い、交流できる場になるよう計画されているそうです。
年明けの2日、岡山園地は穏やかな水面と雲ひとつない青空、びわ湖をはさんで手前には長命寺山、その向こうに沖島が見えました。水と緑にあふれた、みんなに優しい公園になる日が楽しみですね。

岡山園地から眺める長命寺山や沖島

令和6年1月2日 金曜日『花飾りと花手水が美しい日牟禮八幡宮』担当東 恵子

近江八幡市を花のまちに、との願いを込めて、11年目となる西川新吾さん(南津田町)の日牟禮八幡宮の奉納・花飾りが参拝客を癒やしています。今年のタイトルは「花詣」。ハボタンや松、梅や南天など縁起の良い植物を品良く合わせたハンギングバスケットや寄せ植えの作品です。手水舎も花手水を施し、花のある暮らしに思いを馳せる西川さんです。

西川新吾さんの奉納花飾り「花詣」

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