大森町五反畑地区計画

計画決定年月日：平成23年8月10日

大森町五反畑地区計画

近江八幡市大森町字五反畑63 外24筆

約 0.94ヘクタール

当該地区は、JR篠原駅より北東2．0キロメートル付近に位置し、北接部や東側には既存の集落が連たんしており、約150世帯からなる大森町が形成されている。地区内の現状は更地であるが、もともと雑草や雑木が鬱蒼としており、所有者が放置されていたことから、周辺住民からは苦情として処理する旨の要望が平成18年から数度に亘り行われてきたこともあって周辺住民からは利活用されることが特に期待されている。また、周辺には桐原保育所、幼稚園、小学校が約500メートル以内に立地しており、接続道路である市道中小森大森線には上下水道施設が敷設済みである。
このような環境にある当該地周辺の既存集落においては「生活に便利で住みやすい」という住民の意識が若干低くなっている。
また人口については、減少傾向にあり、高齢化も急激に進んでおり、集落の維持やコミュニティの希薄化といった将来的な問題が懸念される。
従って、本地区計画では当該地の地域課題を解決し、周辺住民の期待にも応えるべく、無秩序な開発を防止しつつ、良質な住宅宅地を供給し、若年層の世帯分離やUターン・Jターンのための受け口となる等、市民の欲求にも応えること等により、持続可能な集落の形成に寄与することを目標とする。

周辺の自然環境や既存住宅地との調和を図りつつ、優良な低層住宅地としての土地利用を行い、その維持保全を図る。

良好な定住環境の形成を図るため、幅員6メートルの区画道路、計画区域の3％以上の面積を有する公園を整備すると共に、上下水道施設、ゴミステーション、消防施設の整備を行う。

1. 良好な低層住宅地としての環境を保全するため、建築物の用途および建築物の壁面の位置を制限するとともに、建ぺい率、容積率および建築物の高さの最高限度を定め、建築物の屋根の形態についても定める。
2. 敷地細分化等による住環境の悪化を防止するため、建築物の敷地面積の最低限度を定める。

（特になし）

• 区画道路（幅員6メートル）：約350メートル
• 管理通路：2箇所（約125平方メートル）
• 公園：1箇所（約480平方メートル）
• 上下水道施設：一式
• 調整池：1箇所（約210平方メートル）
• ゴミ集積所：1箇所（約9平方メートル）
• 消火栓置場：1箇所（約1平方メートル）

• 地区の区分
  • 住宅地区 約0.94ヘクタール
• 建築物等の用途制限
  • 次に掲げる建築物以外の建築物は建築してはならない。
    1. 建築基準法別表第2(い)項のうち第1号に規定する建築物（長屋を除く）および第2号に規定する建築物
    2. 前号の建築物に附属するもの
• 容積率の最高限度 10分の8
• 建ペイ率の最高限度 10分の5
• 建築物の敷地面積の最低限度 200 平方メートル
• 建築物の壁面の位置の制限
  • 建築物の外壁又はこれに代わる柱の面から道路境界線および隣地境界線までの距離を1.0メートル以上とする。
    ただし、この限度に満たない距離にある建築物又は建築物の部分で次の各号のいずれかに該当する場合は、この限りではない。
    1. 外壁等の中心線の長さの合計が3メートル以下であるもの。
    2. 物置その他これに類する用途に供し、軒の高さが2.3メートル以下で、かつ、床面積の合計が5平方メートル以内であるもの。
• 建築物等の高さの最高限度 10メートル
• 建築物の各部分の高さ
  • 建築物の各部分の高さは当該部分から前面道路の反対側の境界線又は隣地境界線までの真北方向の水平距離に1.25を乗じて得たものに5メートルを加えたもの以下とする。
• 建築物等の形態及び意匠の制限
  • 附属建築物を除き、建築物の屋根は勾配屋根とし、その勾配は10分の3以上とする。
• 垣又は柵の構造の制限
  • 道路に面する部分は生垣とする等、周囲の環境及び景観と調和したものとする。

（特に定めない）

大森町五反畑地区計画には、建築基準法第68条の2第1項に基づく建築制限条例が定められています。

大森町五反畑地区計画区域内で行為を行おうとする場合、事前の届出が必要になります。

広域の地図（用途地域図）においては、NO.5をご覧下さい。