八幡まつり

更新日:2022年03月28日

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国選択無形民俗文化財「近江八幡の火まつり」とは、「左義長まつり」、「八幡まつり」、「篠田の花火」をはじめとする、毎年決まった時期に、近江八幡市内の村や郷、町内など特定の地域集団で行う火を用いる行事を総称するものです。

巨大な松明のオレンジ色の灯りが夜空を明るくする写真

秀次の八幡開町以前からある旧村落十二郷の氏子によって行われる八幡まつりは、千数百年の歴史を今に伝えます。松明まつりと呼ばれる14日の宵宮祭は、ヨシと菜種がらを材料にした各郷の松明が奉納され、その大きさは10メートルを越えるものもあります。また、当日の朝8時半からは、上ノ郷と下ノ郷の代表者によって笹竹を材料にした「大松明結い」が日牟礼八幡宮の境内で行われます。夜の7時半、大太鼓と鉦を囃しながら、上ノ郷は正面鳥居から、下ノ郷はロープウェイ駅方面から宮入りが行われます。8時の打ち上げ花火を合図に、引きずり松明やとっくり松明、振り松明、船松明を含む大小各種30本余りの松明が古例の順序により次々と奉火されます。松明の壮大な火柱は夜空を見事に光り輝かせ、10時頃まで燃え続けます。翌15日の本祭は太鼓まつりといわれます。3時半頃、太鼓宿を出発した十二郷の大太鼓は、4時から6時頃、荘厳な響きとともに古例の順序に従い日牟礼八幡宮の楼門から宮入りします。そして拝殿の前で大太鼓を差し上げ、神職・神役などの祝詞を受けます。大勢の若衆の肩にかつがれた大太鼓が境内を勇壮に練り歩く光景は、伝統の重さを感じさせます。

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