堆肥や家畜のふん尿の適正な管理をお願いします

更新日:2022年02月09日

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「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」(家畜排せつ物法)により、畜産農家による家畜排せつ物の野積み・素掘り等の不適切管理、完成された堆肥の野積みが禁止され、適正管理が義務付けられています。

この法律では畜産農家が対象ですが、畑に散布された堆肥が野積みの状態で放置された場合、悪臭やハエ等が発生し、近隣住民の方の迷惑になるのみでなく、地下水汚染や河川への流入も懸念されるため、小規模畜産農家・耕種・園芸農家等であってもこの基準を参考に、堆肥や家畜のふん尿の適切な管理、使用をお願いします。

堆肥や家畜排せつ物を保管・管理をする場合

堆肥や家畜排せつ物の保管と管理

堆肥や固形状の家畜排せつ物を保管する場合は、堆肥等の成分を含んだ水分が土中に浸み込まないように床をコンクリート張りとし、雨等により、堆肥等が施設外に流出しないように屋根や側壁を設けた堆肥舎や乾燥施設を設置するのが理想です。堆肥舎等を持っている場合も定期的に破損がないか、雨漏りをしていないかの点検を心がけてください。

畑などに置く場合は、上も防水シートで覆い、下にも防水シートを敷く等の簡易な方法も可能です。防水シートで管理する際には風で飛ばないように、石やブロックなどでシートを固定するとともに、堆肥等を置く場所は住居からできるだけ離れた場所とするなど近隣の皆さんへの配慮をお願いします。

堆肥や発生するふん尿の保管と量の把握

畜産農家の皆さんへ

・発生するふん尿の量を把握するとともに、所有するふん尿の処理施設に見合っているかどうか確認してください。

・常に堆肥を販売・譲渡できる相手を探し、堆肥の在庫が過多にならないように心がけてください。

・堆肥にする際にできるだけにおいがしないように、堆肥は完熟させて販売・譲渡してください。

小規模畜産農家の皆さんへ

・小規模畜産農家(飼養頭羽数が牛および馬の場合10頭未満、豚の場合100頭未満、鶏の場合1,000頭未満)においても堆肥や家畜の排せつ物の野積み・素掘りは行わないようにしてください。

・堆肥や家畜の排せつ物を保管する際は、畜産農家の基準に準じて周囲に迷惑が掛からないようにしてください。

耕種・園芸農家の皆さんへ

・必要以上の堆肥を購入・譲受しないようにするとともに、少量でも保管する際は畜産農家の基準に準じて周囲に迷惑が掛からないようにしてください。

堆肥をまく場合

・施肥する際は、風の強い日を避け、散布したその日に耕うんし、臭いを押さえるように心がけてください。

・施肥する際は、河川や農業用排水路等に堆肥が流入しないように注意してください。

・周辺に住居がある場所に施肥する際は、食事時を避け、家屋や塀を汚さないように注意してください。

関係リンク集

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