事例27 近江兄弟社グループ

更新日:2020年05月07日

ページID 13978
SDGsロゴ16、1、4

所在地:近江八幡市慈恩寺町元(公益財団法人近江兄弟社)

ウィリアム・メレル・ヴォーリズの精神

持続的な社会奉仕を実現する事業活動

近江八幡市名誉市民第1号であるウィリアム・メレル・ヴォーリズは、1905年に英語教師として近江八幡に赴任しました。後に、建築、医療、製薬、教育など様々な分野で事業を興しますが、いずれも社会的課題の解決を目的としたものでした。

ヴォーリズは、「キリスト教の隣人愛に基づき、事業を通じて社会に奉仕する」ことを理念に、すべての人が平等で豊かな社会の実現をめざして、生涯を社会事業のために捧げました。

近江兄弟社グループは、ヴォーリズが近江の地に夢見た想いを礎に、新たな社会的課題の解決をめざした環境、介護、福祉などの事業を加えながら、100年を越えて続く企業体となっています。

また事業活動による社会奉仕に留まらず、グループの各企業が専門性を活かした公開セミナーの開催やボランティア、チャリティーなど多彩な活動を行っています。

株式会社近江兄弟社の「ニコニコ運動」もその一つ。何かうれしいことがあるとニコニコ箱に献金を行い『うれしいことや楽しいことの´おすそわけ´』を呼び掛けています。地域の方々と連携したチャリティーバザーも開催しており、集まった多くの善意は、経済的に困窮する子供たちや福祉施設、被災地域へ届けられます。近年では、紛争や貧困で満足に教育を受けることのできない子ども達のため、ラオスとタイに小学校の建設を行っています。

商売と社会奉仕は相反するものではない。ヴォーリズの精神は今なお近江兄弟社グループに受け継がれ、社会奉仕のための事業が続けられています。

ヴォーリズ師の肖像と、グループ企業の一覧

商売を行うのは社会のためとしたヴォーリズの精神は、時に「三方よし」の理念になぞらえられ、ヴォーリズは親しみと尊敬の念を込めて「青い目の近江商人」と称されました。

海外に建設した学校前での子どもたちの集合写真
海外に建設した学校前での記念写真

事例集掲載ページ

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 企画課
〒523-8501 滋賀県近江八幡市桜宮町236番地
電話番号:0748-36-5527
ファックス:0748-32-2695
​​​​​​​
メールフォームによるお問い合わせ