事例26 小林めぐみさん

所属：小林ファーム

所在地：近江八幡市大中町

小林さんの野菜づくりは化学肥料や農薬、除草剤を使用しない有機栽培で行われています。農薬や除草剤を使わないことで、土の中の微生物たちが豊かな土壌づくりのお手伝いをしてくれます。

自然界に存在する自然の力だけで育った野菜たちはとても強く、日持ちがよく捨てるところがない、また、病気に対する抵抗力を高めてくれるのだと小林さんはお話してくれました。

小林さんが野菜づくりをする中でずっと持ち続けるのは「感謝のきもち」と「暮らしをちゃんとしたい」という想いです。

有機農法は、一般的な栽培方法と比べてとても難しく、コストも大きくなります。毎年違った気象条件の中で、時には自然が牙をむく時もありますが、目を背けずに自然と真正面から向き合っていると、最後には自然の循環に守られていることを実感できるのだそうです。

野菜づくりはビジネスでもあります。でも、自分が食べたいと思える野菜を作りたい、周りの人にも食べてもらいたい、そんな毎日の暮らしに対するスタンスと、子どもたちの未来のために大好きな農業を通じて自然を守っていきたい。そんな想いが、どんなに大変なことがあっても、小林さんの野菜づくりに向かう姿勢を支えています。

小林さんが大切にするのは人の健康はもちろん、自然に寄り添い大地や湖、生き物たちと共生していくことです。