事例16 大西伸子さん

更新日:2020年05月07日

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手しごとの生き方

自分たちにできることからはじめる

大西さんは街の小さな畑で野菜を育て、数名の仲間と共に自給のための米づくりをすることで「小さな農業」に取り組んでいます。米ぬかや菜種油粕などの自然由来の肥料を使った循環型農業により、草や虫たちを敵とせず、共に生きる関係を大切にしています。

また、機械に頼らない農作業を実践し、手しごとの技術を子供たちへ継承しようとしています。

近年の農業は大規模化、機械化が進んでいます。安定的な食糧供給と農業経営の効率化のために必要なことですが、一方で農業形態の集約が進むことで、災害が起こった際などには供給が一挙にストップしてしまうリスクもあります。

大西さんは、みんなが自分のできる範囲で「小さな農業」に取り組み、その輪が広がることで、万一の時には食べ物をシェアするなど助け合える仕組みづくりができればと考えています。

ほかにも大西さんは、普段の生活から環境に負荷をかけない暮らし方に少しずつ取り組んでいます。琵琶湖にやさしい自然由来の石鹸を愛用する、食器の汚れはふき取ってなるべく流さない、買い物ではできる限りリサイクル可能なものを購入するなど、自分にもできることはたくさんあるのだとお話してくれました。

手間を愉しむ気持ちで、一歩踏み出すことが大切です。

田んぼに立つ大西さんの写真

もっと簡単に育てる方法はあるけれど、

手間ひま掛けた分だけ、作物はおいしさで返してくれます。

田植えをする様子の写真

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