事例12 滋賀県立八幡商業高等学校

更新日:2020年05月07日

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所在地:近江八幡市宇津呂町

近江商人再生プロジェクト

「三方よし」の担い手に

近江商人再生プロジェクトとは、高校生たちが滋賀にゆかりのあるまちを訪問し、滋賀の特産物を販売するとともに、近江商人の手法である「産物廻し」(訪問地での特産物を仕入れ、次の訪問地等で販売する)を体験することで、近江商人の「三方よし」の精神を学び、世界で活躍する人材の育成をめざすプロジェクトです。生徒たちは校内に立ち上げられた「天八商店」に入社し、役職に応じたそれぞれの役割を果たすことで、実践的な商業や経済活動の学びを深めます。

SDGsの考え方はよく「三方よし」の精神に例えられます。それは、「売手よし」「買手よし」だけでなく「世間よし」を信条とする三方よしの理念が、経済だけでなく社会と環境の3側面から統合的にアプローチするSDGsに通ずるからです。

近江商人再生プロジェクトでは、高校生たちが行商で得た販売収益の一部を震災復興等の社会福祉支援として寄付を行っています。商いを通じてよりよい社会づくりに貢献するとはどういうことなのか、教科書を見るだけでは分からない答えを、生徒たちは自ら行動することで見つけようとしているのです。

高校生たちが行商を行っている様子の写真

初めての土地で初めて仕入れた商品を売って歩く。

そう簡単なことではありません、

生徒たちは、暖かく迎え入れてくれる人たちの人情に触れながら、「世間よし」とは何かを学びます。

天八商店に所属する高校生の集合写真

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