事例1 廣中桃子さん

更新日:2020年05月07日

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SDGsロゴ1、5、9

所属:合同会社nimai-nitai(ニマイニタイ)

所在地:近江八幡市出町

カディプロジェクト

明日を紡ぐ布 カディ

インドの最貧困州のひとつと言われるビハ-ル州。ここにある村々で「手つむぎ手織り(カディ)」による手仕事の普及により雇用を生み出し、そこに住む人々の自立や生活の安定をめざす取り組み、それがカディプロジェクトです。

2012年から、廣中さんはビハ-ル州ハティヤ-ル村の人々と交流を持つようになります。インドの身分制度カ-スト制に属さないアウトカ-ストの人々が暮らす村で、村の人々の収入は低く(伝統的な藁や土づくりの住居で家畜とともに質素な生活を送っています)、特に女性の仕事は家事・自給が中心で、生活を支えるほどの現金を稼げる仕事は多くはありません。

村に必要なのは一時的なお金の援助ではなく、この先何十年、百年先まで安定した生活を送るための「雇用」を生み出し、女性の自立支援を行うことだと廣中さんは考え、カディプロジェクトによりカディ糸を作る技術を習得し、収入につなげる道をつくることと、そのための作業場の建設を目標に活動しています。

今後はハティヤ-ル村をモデルケ-スとして、より広い地域で仕事ができる人たちが増えるようにしていきたいとも考えています。


(注釈)カディとは      機械織りではなく、手つむぎや手織りにより作られた伝統生地


 

インドでのカディ制作の様子の写真

2007年、国際協力のためビハ-ル州を訪れた廣中さんは、村の女性たちから「洋裁を学びたい」という声が挙がったことを受けて、オリジナルブランドNIMAINITAIを設立しました。

インドの村の様子の写真

事例集掲載ペ-ジ

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