伝染性紅斑警報が発令されました

更新日:2025年06月30日

伝染性紅斑は、滋賀県の「感染症発生動向調査に基づく流行の警報および注意報システムに よる情報提供要領」の警報発令基準に達したため、県内全域で警報が発令されました。

発令日

2025年6月26日

伝染性紅斑とは

  • 頬に出現する蝶翼状の紅斑を特徴とし、小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。
  • 感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことによる感染(飛まつ感染)や、感染者と接触したりすることによる感染(接触感染)が知られています。過去に感染したことのない女性が妊娠中に伝染性紅斑に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫等の重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。
  • 約10から20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。
  • 特別な治療法はありません。基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。また、発しんが出ている時期にはほとんど感染力がないため、かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。

参考資料

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