蚊媒介感染症に注意しましょう!

更新日:2020年01月31日

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デング熱の国内感染が疑われる症例が発生しました。

 厚生労働省より以下の情報が発出されています。

 「デング熱は、デング熱発生地域を旅行した際に現地で感染し、帰国後発症した輸入症例が、昨今では年間200例以上報告されています。

 【2019年10月16日】今般、東京都内において、海外渡航歴がないにもかかわらず、デング熱を発症した患者が確認されました。 患者は、国内の旅行先(奈良市内又は京都市内)でデング熱に感染したと推定されています。これまで両市で同様の患者は確認されておりませんが、関係自治体は協力して、蚊の防除対策等の実施を進めているところです。

 【2019年9月20日】那覇市において、海外で感染した家族から国内で蚊を介して感染した可能性が否定できないデング熱の患者が確認されました。

 この患者は、海外渡航歴はありますが、共に海外に渡航した当該患者の同居家族が帰国後すぐにデング熱を発症していること、帰国後しばらくたってから発症していることから、同居家族から国内に生息する蚊を介してデング熱に感染した可能性は否定できないものと考えられます。現在、関係自治体では感染が推定される地域の蚊の駆除や疫学調査等を実施するなどの対応をしているところです。  

デング熱について

原因

デングウイルス

感染経路

人から人への感染はなく、蚊→人→蚊で感染する。

デングウイルスに感染した人を蚊が吸血→蚊の体内でウイルスが増殖し、唾液腺にウイルスが蓄積される →ウイルス保有蚊が健康な人を吸血することにより、その人に感染

潜伏期間

2~14日(通常3~7日)

症状

  1. 感染しても発症するのは20~50%程度で、約半数は無症状におわります。
  2. 38~40℃の発熱で発症し、頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹が現れます。
  3. 通常は軽症で、1週間程度で回復しますが、まれに重症化し出血傾向やショック症状を呈することがあります。デング熱の患者が死亡するを割合は1%未満です。

治療方法

特異的な治療法はなく、対症療法のみ

デング熱の予防対策

有効なワクチンはありません。

(1)蚊に刺されないように工夫しましょう。
  • 長袖、長ズボンの着用
  • 露出している皮膚への虫よけスプレーを使用
  • 蚊が屋内に侵入しないよう網戸を使用
(2)蚊を発生させないようにしましょう。

蚊の防除の基本は幼虫(ボウフラ)の発生源対策です。蚊が発生する水たまりをなくす環境づくりを心がけましょう。

  • 屋外に放置された容器や空き缶などを片付ける
  • 水がたまる場所をなくす、または週に1回は清掃や水の交換を行う

 また、海外からの帰国者は、体調に異常がある場合は、到着した空港等の検疫ブースで検疫官に申し出てください。帰国後に症状が認められた場合は、医療機関を受診し、海外への渡航歴を告げてください。  

厚生労働省ホームページ

<お知らせ>海外へ渡航される皆さん、下記リンクを是非ご覧ください

この記事に関するお問い合わせ先

子ども健康部 健康推進課(市民保健センター)
〒523-0894 滋賀県近江八幡市中村町25
電話番号:0748-33-4252
ファックス:0748-34-6612
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