食品ロスダイアリー 計ってみよう!家庭での食品ロス

更新日:2024年02月29日

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「食品ロス」とは、本来は食べられるのに、期限切れや食べ残しなどで捨てられてしまう食べ物のことです。

日本の食品ロス量は年間約570万トン、このうち、各家庭から発生する食品ロス量は約261万トン、およそ約半分の量が家庭から出されていると言われています。これは、国民1人当たり、1日につきお茶碗約1杯分のご飯の量です。 ( 農林水産省・環境省公表 食品ロス量推計値)

まずは、「食品ロスダイアリー」を用いて、ご自宅からどのぐらいの食品ロスを出しているか、調べてみることから始めてみましょう!その日に発生した食品ロス量を日記に記録し、ご自宅でどれだけの食品ロスが出ているのかを把握して、食品ロスの削減に取り組んでみましょう!

リデュース(発生抑制)Reduce ごみになるものを減らしましょう!

まずは1週間、「食品ロスダイアリー」に記録してみましょう!

普段の生活の中で、買いすぎや期限切れ、作りすぎなどにより、食べものを処分していることはありませんか?

家庭では主に「食べ残し」、手つかずの食品「直接廃棄」、皮のむき過ぎなど「過剰除去」が食品ロスの原因として考えられます。

  • 「食べ残し」 食卓にのぼった食品で、食べ切られずに廃棄されたもの
  • 「直接廃棄」 賞味期限切れ等により使用・提供されず、手つかずのまま廃棄されたもの
  • 「過剰除去」 厚くむき過ぎた野菜の皮など、不可食部分を除去する際に過剰に除去された可食部分

「食品ロスダイアリー」に取り組むことで、家庭での食品ロスの実情を「見える化」することができ、買い物や調理、保存の工夫につながり、食べもののもったいないを削減できます。

「食品ロスダイアリー」とは

「食品ロスダイアリー」とは、家庭生活の中で期限切れや食べ残しなど廃棄食品の種類や量などを一定期間日記形式で記録するものです。

記録することで、食品ロス廃棄量やロスにつながりやすい行動を自覚することができるなど、家庭での食品ロス削減のヒントが見つかるかもしれません。

消費者庁が食品ロス削減啓発用冊子「計ってみよう!家庭での食品ロス 食品ロス削減マニュアル -チェックシート付-」を作製しています。

チェックシートで自宅の食品ロスを見える化! 食品ロス削減 啓発冊子のp4-5のチェックシートの抜粋。学校の授業や家庭で活用し、ぜひ食品ロスを減らす参考にしてください。

まずは1週間、「食品ロスダイアリー」に記録してみましょう

  1. いつ、何を、どんな理由で捨てたかをメモしていきましょう。
  2. どんな⾷品をどんな理由で捨ててしまったかを振り返って、削減するにはどのようにしたら良いのか、考えてみましょう。
  3. ⾃分のライフスタイルに合わせて、何ができるか考えてみましょう。
  4. もったいないを意識して、チェックシートに記⼊を続けましょう。最初の時と違いが出れば⼤成功︕

環境省が日々の生活から発生している食品ロスの量を、日記形式で記録するための「7日でチャレンジ!食品ロスダイアリー」を作成しました。

1週間の食品ロスを毎日記録することで、捨てられた食品を作る際に発生した二酸化炭素や使われた水の量が分かり、地球環境への影響を知ることができます。また、捨ててしまった食品のおおまかな金額も計算できます。
食品ロスダイアリーを使って家庭の食品ロスを見つけてみましょう。

消費者庁が平成29年に徳島県で実施した食品ロス削減に関する実証事業では、食品ロスは、計量するだけでも約2割減少、さらに計量に加えて削減の取組を行うことで約4割減少する結果となりました。

家庭での食品ロスを減らすコツ

家庭で食品ロスを減らすコツは、買い物時は「必要な分だけ買う」、料理の際は「食べきれる量を作る」、食事の際は「おいしく食べきる」ことが基本です。買い物時、料理の際、食事の際のポイントが下記のサイトで紹介されています。

(外部リンク)消費者庁 めざせ!食品ロス・ゼロ | 家庭での食品ロスを減らそう

(外部リンク)滋賀県_食品ロスを減らそう

ご家庭で活用し、ぜひ食品ロスを減らす参考にしてください!

使い切れる量の食品を購入すること、残さず食べ切ること、未利用食品を有効活用することなど、ご家庭において食品の購入や調理等の際の具体的な行動を実践をしてください。

調理をするとき

食品ロス・生ごみの量を減らす「食べきり」「使い切り」「水切り」

  • 食べ残しをせず、調理くず等の生ごみの量を減らす
  • 生ごみを排出する際は、しっかりと絞って水切りを行う
  • 生ごみはできる限りたい肥化して、肥料として活用する

家庭から出る「生ごみ」を減らしましょう(発生抑制)!!

家庭から出る毎日の生ごみにお困りではないですか?

みなさんは家庭ごみの中にどの程度の生ごみが含まれているかご存知ですか?

  • 燃やすごみのうち、重さで約4割は生ごみ
  • 生ごみの約70%から80%は水分

生ごみに水分が多く含まれていることで、ごみが重く、ごみ出しが大変、ごみの量が増え、大きなごみ袋が必要となる、腐りやすく悪臭がするなどの経験はございませんか?

生ごみの減量化

生ごみの「水切り」や野菜くず等の乾燥(水分量低減) 「生ごみのひとしぼり運動」に取り組みましょう!

家庭から出る生ごみの多くは、たくさんの水分を含んでいて、水を切るだけでかなり軽くなります。

調理の際の野菜の切りくずなどはできるだけ濡らさずに

調理時に出る野菜くずは三角コーナーなどに入れてシンクの中に置いておくと、余計な水がかかり、野菜くずが水分を吸収してしまうことがあります。できるだけ別の紙袋等(不要なチラシやよごれた紙などで袋の代用等)に入れ、できるだけ濡らさないようにすることで、水切りがしやすくなります。

三角コーナーのごみを出す前にギューッと水切り

燃えるごみに含まれる生ごみは重量比でごみ全体の約40%を占めると言われています。田や畑がない家庭で、どうしても燃えるごみに生ごみを出される場合には、生ごみをしっかりとしぼって、十分に水気を切ってから出す生ごみの「水切り」や野菜くず等の乾燥「生ごみのひとしぼり運動」を心掛けましょう。これも、簡単にできる生ごみの減量の一つの方法です。

生ごみのたい肥化とその利用

生ごみリサイクル 生ごみのたい肥化に取り組みましょう!

生ごみの水切りに加え、さらに、生ごみ処理器を使用することで生ごみの量をもっと減らし、たい肥化することもできます。

生ごみをリサイクルしてできたたい肥により家庭菜園、園芸やガーデニングなどに活用するなど、家庭内循環に取り組んでみませんか。

生ごみ処理器は微生物を利用して分解したり、熱風を当てて乾燥したり、生ごみをおよそ1/10から1/7程度に減らすことができます。

近江八幡市では食品ロスの低減や生ごみの水分量低減のために、生ごみ処理器購入補助金制度の活用による堆肥化を推進し、生ごみの減量化に向けた市民が主役となった循環型社会の形成に向けた活動を支援します。

家庭で生ごみの減量に取り組んでいただける方のために、生ごみ処理器の購入に対して補助をしていますので積極的な活用をご検討ください。生ごみ処理器の購入補助について

市民の力を合わせて循環型社会を形成しましょう!

ごみの収集運搬、ごみを焼却することでの温室効果ガスCO2排出、焼却後の灰の埋め立て等ごみを処理する際には多くのエネルギーが必要となることや、コストがかかる等の環境負荷が考えられます。

近江八幡市のごみ焼却施設である環境エネルギーセンターでは、ごみの焼却によって発生する熱エネルギーを利用するサーマルリサイクルを行っています。熱回収施設では、発電した電力は施設内及び周辺施設で利用するとともに、余剰電力は売却しています。また、蒸気の廃熱を利用し、隣接する近江八幡市立健康ふれあい公園内の温水プールへ熱供給し熱エネルギーの有効利用を行っています。

効率的な熱回収、熱エネルギーの有効利用を行うためには、水分の多い生ごみの減量化・資源化を図る必要があります。食品ロスを含む生ごみの発生を抑制することで、ごみの収集運搬・焼却・最終処分量の削減等の各段階で環境負荷の削減につながります。

日常生活でのごみ減量に心がけ、ごみを出さない暮らし方へ転換し、リサイクルと省資源を基本としたより環境負荷の少ないライフスタイルへの変革をめざしましょう‼

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 環境課
〒523-8501 滋賀県近江八幡市桜宮町236番地
電話番号:0748-36-5509
ファックス:0748-36-5882

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