セアカゴケグモに注意!

更新日:2020年01月31日

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セアカゴケグモの生態

セアカゴケグモは、熱帯地方などに分布するクモで毒を持っています。

日本国内には生息していなかったクモですが、平成7年に大阪で初めて発見され、その後、三重県、奈良県、和歌山県でも発見され、滋賀県では、大津市、草津市、野洲市などでも発見されています。

セアカゴケグモは車や建築資材などに付着して運ばれ、各地でも見つかる場合があると思われますので注意してください。

体の特徴

成体のメスは約10~15ミリメートル 全体的に黒色又は濃い褐色で、特に腹部背の部分に赤色の帯状の模様がある。成体のオスは約3~5ミリメートル腹部背の部分に白い斑紋がある。

毒性があるのはメスだけで、オスには毒性はありません。

生息場所

巣を作るために、日当たりが良く暖かいところ、昆虫などの餌が豊富なところ、適当な隙間があるところが必要です。

例えば

  • 花壇まわりのブロックのくぼみや穴
  • 排水溝の側面やふたの裏側
  • クーラーなどの室外機や自動販売機との壁のすきま
  • 墓地の花立てや線香立てなどの石のすきま

などがあります。

性格

セアカゴケグモは基本的におとなしい性格で攻撃的ではありません。

ただ、「毒」を持っていますので、素手ではつかまえないようにしてください。

素手でさわるなどしない限り、特に咬まれることはありません。

脚を広げたセアカゴケグモの写真

セアカゴケグモ(メス)環境省ホームページより

対処方法

駆除方法

見つけたら、市販の殺虫剤をかける、熱湯をかける、靴で踏みつぶすなどして駆除してください。

卵(卵嚢:らんのう:卵の入っているふくろ)は、踏みつぶすか焼却してください。(卵には殺虫剤の効果が薄いようです。 )

咬まれたときの症状

咬まれたときは針で刺されたような痛みを感じ、その後、咬まれたまわりが腫れ、熱くなり、時間の経過とともに全身に広がります。

通常は数時間から数日で症状は軽減しますが、脱力、頭痛、筋肉痛などの症状が続く場合もあります。

高齢者や子ども、アレルギー体質の人は症状が重くなる恐れがありますので注意してください。

咬まれたときの処置

患部は水洗いし、冷やして、できるだけ早く医療機関で治療を受けてください。

(出来れば病院に、咬まれたクモを持参してください。適切な治療につながります。)

対策

  • 外で作業するときは、手袋をしましょう。
  • 不用意に側溝などの隙間に手を入れないようにしましょう。
  • クモの生息しそうな場所は、こまめに清掃したり整理整頓したりして、クモの住みにくい環境づくりをしましょう。

駆除については前述の駆除方法を参考にしてください。

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 環境政策課
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