みんなでつなぐSDGs(目標14)海の豊かさを守ろう

更新日:2021年03月01日

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(目標14)海の豊かさを守ろう

何の目標なの?

目標14では、海洋と海洋資源を保全し、持続可能な形で利用することとしています。

滋賀県に海はありませんが、私たちの日々の暮らしを支えてくれる大切な琵琶湖を有しています。この母なる湖は魚や鳥、植物など多様な生態系を育み、私たちに水はもちろんたくさんの恵みを与えてくれています。

しかし、ヨシの減少や外来魚の増加による生態系の変化や、排水による水質汚濁の影響などにより、近年湖魚の漁獲高合計は減少し続けています。伝統料理である鮒ずしの素材になるにごろぶなの漁獲高も、昭和63年の198トンから平成25年には39トンと、約5分の1まで減少してしまいました。漁獲高の減少は琵琶湖を取り巻く生業への影響も大きく、漁師の数も年々減少しています。

琵琶湖を守ることは自然や水源を守るだけでなく、食文化や産業を守っていくことにもつながります。

 

(補足)内陸淡水保全は目標15に位置づけられていますが、ここでは「海」を「湖」と読み替えてご紹介します。

琵琶湖の漁獲高と漁業就業者数の推移
  昭和63年 平成25年
琵琶湖の漁獲高 (注1) 4,200トン 1,021トン
(内、にごろぶな) (注1) 198トン 39トン
漁業就業者数 (注2) 1,620トン 687トン

(出典)(注1)近畿農政局「滋賀農林水産統計年報」 (注2)農林水産省「漁業センサス」

わたしたちにできること

私たちの日頃の生活排水からも水質汚染は起こっています。例えば、1回分のシャンプー(4.5ミリリットル)をお風呂に流すと、魚がすめる水質に戻すにはバスタブ0.67杯分(約200リットル)の水が必要になります。これが使用済みてんぷら油であれば500ミリリットルを流すと、バスタブ500杯分(150,000リットル)にもなります。シャンプーは適量を守る、油汚れは洗う前に紙でふき取っておくなど、毎日の生活できることはたくさんあります。まずはできることからはじめてみませんか。(出典環境省「生活排水読本」)

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