近江八幡市におけるSDGs達成に向けた取組について

更新日:2020年04月07日

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SDGs(Sustainable Development Goalsから持続可能な開発目標から)とは、平成27年の国連総会において全会一致で採択され、17の目標と169の指標から成り、地球環境や経済活動、人々の暮らし等を持続可能とするために、すべての国連加盟国が令和12年までに取り組む行動計画です。我が国では、平成28年5月、内閣総理大臣を本部長とする「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」を設置し、同年12月に「持続可能な開発目標(SDGs)実施方針」を策定しました。

近江八幡市では、SDGsの実現に向け、自治体レベルで取組を進めるため、平成29年4月に「近江八幡市SDGs推進本部」を設置しました。その中で議論を重ね、今回のSDGsへの取組状況を整理しましたので、公表します。(平成29年8月時点で、取組んでいる事業数は78)

Sustainable Development Goals:2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」です

参考:国際連合広報センター

近江八幡市におけるSDGs達成に向けた取組の公表にあたって

SDGsは、平成27年に国連で採択された国際目標で、人類及び地球の持続可能な開発のために達成すべき課題と目標です。
その基本理念として、貧困の撲滅をはじめ、世界中の「誰ひとり取り残されない」という、包摂的な世の中を作っていくことが重要であると示されています。
これは、住民の福祉の増進を図ることを目的とする私たち地方自治体にとって、非常に共感できるものです。
また、本市では、人口減少・高齢化が進むこれからの時代に向け、自立的・持続的な地域の創生を目指すため、総合戦略の将来都市像として「内発的発展による持続可能なまちづくり」を掲げています。
こういったことから、平成29年2月、本市は、全国に先駆け、自治体レベルでSDGsに取組むことを宣言しました。

この取組に当たり、私たちは、本市が総合戦略に掲げる将来都市像について、市民や事業者をはじめ、世界中の方々と共有し、結びつける共通言語-「新しいものさし」として、SDGsを位置付けました。
SDGsの17の目標は、「貧困をなくそう」からはじまり「全ての人に健康と福祉を」、「質の高い教育をみんなに」、「住み続けられるまちづくりを」など、市民とも関わりが深い目標です。
このことは、SDGsが、自治体と市民や事業者との協働に向けた体制づくり、あるいは、情報や課題の共有手段として活用が可能と考えています。
また、17の目標は、相互に関連し、持続可能なまちづくりにつながっていくものです。
例えば、目標4の「質の高い教育をみんなに」に取組むことで、高等教育、職業教育を受けた人々による、目標8の「働きがいも経済成長」が実現できるほか、経済的な安定が得られることで、目標1の「貧困をなくそう」につながっていきます。
そして、そうした取組が積み重なることで、目標11の「住み続けられるまちづくりを」が達成されるというように、相互に連動しています。
このことは、SDGsが、市の各部局で実施している施策・事業間の横断的連携を図ったり、施策・事業の目標管理をしたりすることに活用が可能と考えています。

我が国におけるSDGsへの取組事例が少ない中、本市では、平成29年4月、近江八幡商工会議所との官民連携により、SDGs実現に向けた勉強会を開催したほか、市長を本部長とする推進本部を立ち上げ、自治体レベルでの取組について検討してきました。
このたび、現時点での取組の主だったものについて整理し、『近江八幡市におけるSDGs達成に向けた取組』としてとりまとめました。
今後は、近江八幡市第1次総合計画をはじめとする行政計画の策定の際にSDGsの観点を取り入れるほか、市の各部局における様々な政策立案の現場で活用を図っていきます。

今回のとりまとめが、国際目標であるSDGsを「新しいものさし」として、行政・市民・事業者などそれぞれが、グローバルな問題を地域の視点から、あるいは地域の問題をグローバルな視点から捉える機会となること、そして、SDGsをキーワードに様々な立場の人が連携し、各分野における持続可能なまちづくり事業の推進につながっていくことを期待しています。


平成29年8月

近江八幡市SDGs推進本部 本部長 近江八幡市長 冨士谷 英正

サステナブル近江八幡2017

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