風しんに注意しましょう

更新日:2020年01月31日

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 現在、例年と比較し、風しん患者が大幅に増加しています。特に、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県及び愛知県において増加している状態です。また、30歳代から50歳代の男性の報告が多くを占めています。30歳代から50歳代の男性においては、風疹の抗体価が低い方が2割程度存在していることがわかっています。30歳代から50歳代の男性または10歳代後半から40歳代女性(特に妊娠を希望されている方)で、風疹に罹かったことのない方や予防接種を受けたことがない方、また風疹に対する抗体価が陽性でない方については、風疹の予防接種を受けていただくようご検討ください。
 風しんウィルスに感染すると、約2~3週間後に発熱や発しん、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。風しんの症状は子どもでは比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が、2,000人~5,000人に一人くらいの割合で発生することがあります。また、大人がかかると、発熱や発しんの期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。
 発しんの出る2~3日前から発しんが出た後の5日程度まで感染性があります。
 風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。(妊娠1ヶ月でかかった場合50%以上、妊娠2ヶ月の場合は35%など)。妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。また、妊婦の周りにいる人(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんを発症しないように予防に努めましょう。
  • 近江八幡市の方で、対象となる方は、以下の費用助成制度をご利用いただけますので、ご確認ください。
  • 定期予防接種の対象年齢のお子さんは、接種できているか母子手帳をご確認ください。

【定期予防接種(麻しん風しん2種混合)の対象者(無料)】

  • 第1期:1歳以上2歳未満の乳幼児で1回
  • 第2期:小学校入学前年度の一年間の幼児(幼稚園・保育園・こども園年長相当)で1回

この記事に関するお問い合わせ先

子ども健康部 健康推進課(市民保健センター)
〒523-0894 滋賀県近江八幡市中村町25
電話番号:0748-33-4252
ファックス:0748-34-6612
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