7月28日は「日本肝炎デー」です
日本肝炎デーとは・・・
毎年7月28日は日本肝炎デーです。肝臓疾患についての正しい知識と感染症予防の重要性を知っていただき、ウイルス性肝炎のまん延防止と感染症予防の推進を図ることを目的に定められました。また、7月22日からの1週間は『肝臓週間』です。
ウイルス性肝炎とは・・・
ウイルス性肝炎とは、肝炎ウイルスに感染して肝臓の細胞が壊れていく病気です。肝臓がんの原因となる慢性肝炎ウイルス感染者(B型肝炎・C型肝炎)は日本で約300万人いると推測されており、軽症のうちはほとんど自覚症状がありません。感染に気付かないまま肝臓がダメージを受け続けると、肝臓がんや肝硬変といった重篤な疾患に進行する恐れがあります。肝臓がんで亡くなる人は年間2万5000人と言われています。
肝炎ウイルスに感染しているか知るためには・・・
肝炎ウイルスの感染は、採血をすることにより数週間で結果を知ることが出来ます。病気の予防のためには、まずは検査をできるだけ早く受けて感染の有無を知り、感染している場合は医療機関において適切な治療をうけることが大切です。
近江八幡市では市内指定医療機関において肝炎ウイルス検査を実施しています。
また、下記に該当し、かつ検査を受けたことがない方は東近江保健所でも受けることができます。(保健所で受ける場合、下記記載の条件を確認してください)
保健所で受ける方には下記にあてはまっていることが条件となります。
- 平成4年以前に輸血を受けた。
- 長期に血液透析を受けている。
- 輸入非加熱血液凝固製剤を投与されたことがある。
- フィブリノーゲン製剤を投与されたことがある。
- 大きな手術や臓器移植を受けたことがある。
- 過去に健康診断等で肝機能検査の異常を指摘されているにも関わらず、その後肝炎の検査を実施していない方
近江八幡市集団健診での肝炎ウイルス検査についての詳細はこちら⇒近江八幡市健康ガイドブック
東近江保健所での肝炎ウイルス検査日程についてこちら⇒滋賀県ホームページ:肝炎ウイルス(B型・C型)検査について
もし感染がわかったら・・・
肝炎治療の助成や、初回精密検査費用助成の制度があります
上記の治療に要する医療費は高額であるため、B型・C型ウイルス性肝炎の治療を目的として行われたインターフェロン治療および核酸アナログ製剤治療に係る医療費助成を滋賀県で実施しています。
治療費の助成について⇒滋賀県ホームページ:肝炎治療特別促進事業
また、保健所や近江八幡市・職域の肝炎ウイルス検査で陽性と分かり、県または近江八幡市が実施する「フォローアップ事業」に同意をされた方に対し、初回の精密検査費用を助成します。(助成対象となる医療機関は県ホームページをご確認ください)いずれも、申請は東近江保健所となります。
初回精密検査費用助成について⇒滋賀県ホームページ:肝炎初回精密検査費用助成
過去に出産や手術時の大量出血などで医薬品を使用したことによりC型肝炎ウイルスに感染された方へ、給付金の制度があります。この給付金を受けるためには国を相手とした裁判が必要です。詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。厚生労働省ホームページ
この記事に関するお問い合わせ先
子ども健康部 健康推進課(市民保健センター)
〒523-0894 滋賀県近江八幡市中村町25
電話番号:0748-33-4252
ファックス:0748-34-6612
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更新日:2024年07月18日