第8巻「通史3 明治維新から新市誕生まで」の内容紹介
第8巻「通史3 明治維新から新市誕生まで」は、明治期から現在までの近江八幡市域を対象にしています。
明治維新をむかえ、文明開化が進む中、八幡商人が築いた経済基盤をもとに、各分野で独自色を出しながら発展していく様子、そして日清戦争以降多くの戦争の影響を受けながらも、たくましく生き抜く人々の姿を紹介しています。また、昭和の大合併から新「近江八幡市」誕生に至るまでの合併の様子をつぶさに描いています。本の体裁はA4判・並製本・本文397ページ・オールカラーとなっています。
目次と主な内容
序 近江八幡の近代・現代
第1章 文明開化の時代
- 維新黎明期の地域社会
- 文明開化期の地域社会
- 明治初期の学校
- 文明開化期の農村と町場
明治維新以降、文明開化期をむかえ、近江八幡市域の村々がどのように近代化していったのか、その様子を豊富な資料を使って分りやすく書かれています。
第2章 明治中後期・大正期の地域社会
- 町村制の成立と日清・日露戦争
- 日露戦争後の政治と社会
- 学校教育の普及
- 近江八幡の産業発展
- 大正期の経済
- 運輸・交通の変貌
町村制の成立にはじまり、日清・日露戦争そして関東大震災での対応が描かれています。また生活が近代化し様変わりしていくように、農業にも大きな変化があらわれ、技術や組織が発展する様子が述べられています。
第3章 昭和戦前期の地域社会
- 昭和初期の地域社会
- 戦時体制下の近江八幡
- 昭和戦前期の教育
- 昭和戦前期の経済
- 自動車時代の到来と昭和戦前期の交通
昭和戦前期、国全体が戦争へむかっていき、様々なモノが統制されていく中で、人々の日々の生活に加え、会社等もどの様にして生き抜いていったのか描かれています。
第4章 近江八幡市・安土町から新「近江八幡市」へ
- 戦後社会の出発
- 近江八幡市・安土町の成立と政治・行政
- 高度経済成長から成熟経済へ
- 新「近江八幡市」誕生と現在
戦後の復興から高度経済成長へと、諸分野で大きな変化をみせ、人々の生活が豊かになっていきました。その中で近江八幡市と安土町が成立し、そして合併へと進む中で、どの様な動きがあったのか詳細に書かれています。
執筆者(50音順・平成31年3月現在)
- 池田 宏(元滋賀県立図書館専門員)
- 北野 裕子(龍谷大学経済学部非常勤講師)
- 木全 清博(滋賀大学名誉教授)
- 櫻澤 誠(大阪教育大学教育学部准教授)
- 笹部 昌利(京都産業大学文化学部京都文化学科助教)
- 高久 嶺之介(同志社大学名誉教授)
- 野田 公夫(龍谷大学農学部教授)
- 久岡 道武(琵琶湖疎水記念館資料研究専門員)
- 烏野 茂治(近江八幡市総合政策部文化観光課)
頒布価格
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更新日:2020年03月18日